ニセモノの話

第7期(2013年2月-3月)

皆さん、こんにちは。
木曜日のしゃもとです。
現在ニューヨークで「腹筋生活」継続中。

ニューヨークは大都会です。
私の友人あっちゃんとその家族に会う使命を受け、現在私はアメリカの大地を踏みつけております。

Brooklynの中でもあっちゃんの住む地域は、どことなくヨーロッパの住宅街に似ていて、私の感覚はまだベルギーにいるようだ。
とても静かで空も広く、なんだか本当に私はニューヨークに来ているのだろうか。
うーん。ええ、ええ。
来ているのです、間違いなく。
かっちょいいお姉さん方、お兄さん衆はサングラスをかけてコートをパタつかせながらコーヒー片手に颯爽と歩いているし、ヨガマットをおしゃれなバックにしょっている老若男女の方々、そしてどの時間帯にもいる、ジョギングさんたち。
そう!ここはニューヨーク!

もちろん聞こえてくる言葉は英語。
やたらに発音が良い。
発音がちょっとベタつくように感じる。
ちょっとピーナッツバター系だ。


 
私の友人「あっちゃん」は小さい人を産んだばかりの母ちゃんである。
私も小さい人を持つ身ではあるが、我が子が今よりずっと小型だった頃のことはすっかり忘れていることに気がついた。
あれ〜、そうだったっけ、そんなこともあったけ、と。
役に立たない母ちゃん先輩である。
けれど、私はそんないい加減先輩でいいのだと思うのです。
母ちゃん業は結局どんな業でもそうなように、自分で試行錯誤しながら自分の信じるところを突き進めてゆくしかない。
そうやって悩んだり、人の経験を混ぜ込んで自分独特のリズムを作ってゆくのです。

ふん。

ニューヨークは大都会です。
けれど、子供や子供を持つ人には優しい街でした。
あっちゃんの子供なのに、勝手に自分の子です風にベビーカーを押しながら街を歩くと、色んな人が話しかけてきます。

喫茶店での会話
女性:「あなたのお子さんは何ヶ月ですか?」
私:「6ヶ月です」
女性:「私の子供は3ヶ月。今日は少し、主人が子供の面倒を見てくれているの、それで一人でお茶を飲みに来ました」
私:「あら、そうなの。息抜きって必要よね」
女性:「本当に。では、またね。」
(ちょっと直訳)

知らない女性でも子供という共通点でなぜか同士感が湧く。
そういうこともあって、知らない同士でも声を掛け合いやすくなる。
私もすっかりニセ母役を楽しんでしまった。
いけない、いけないと思いつつ、今朝もベビーカーを押しながらニセ母を演じてしまう私。
いかんのう。
けれど、やめられんのう。

今日のニューヨークは晴天。
私たちは、あっちゃんがずいぶん前に結婚式を挙げた公園へ行ってみる。
夕暮れの公園で私たちのおしゃべりはつきない。
また良い思い出ができそうだ。
上がり坂のときも、下り坂のときも、この人がいてくれたら、まあ、私の人生この先も明るいわ。
きっと。