ピスタチオ

第18期(2014年12月-2015年1月)


 
 
年が、あけた
 
感想。特になし。
 
 
大晦日はひとりで過ごした
 
けっきょくたいして掃除もしなかった部屋で
 
音がないのも嫌なのでテレビをつけて
 
番組選びは、それでも慎重にした
 
できるだけ大勢が出演していて
 
お笑い芸人のひとなんかが、ただ楽しそうにしているように見えるものがよかった
 
格闘技や、紅白歌合戦では間が埋まらないような気がした
 
 
ちょっとでも隙間をつくると入ってくるんだ
 
あのひと今頃なにしてるかなとか、
 
ひとりでいるだろうか、一瞬でも去年の大晦日を思い出したりするのだろうかとか、
 
そんなものが、いちいちわたしを感傷的にする
 
 
2015という並びには、なんの思い入れもない
 
むかし付き合っていた男の電話番号の下4ケタがそうだったろうか
 
2051だったかもしれないし
 
もっとぜんぜん違うのだったかもしれないが、どうでもよかった
 
 
私にとっては、
 
どうでもいい男と、そうじゃない男の2種類がいる
 
どうでもいい男というのは、わたしのことが好きだ と言う男で
 
そうじゃない男は、わたしが好きになった男だ
 
安っぽいJ-POPの歌詞みたいだけど、ほんとうにその通りだ
 
わたしの場合は、その通りだ
 
 
 
なにかわずらわしいことがしたくて、
 
コンビニに、ピスタチオを買いに走った
 
しっかりと くの字 になっていないやつが入っていたらいいな
 
もうほとんど開いていないピスタチオを、工夫してあけてみたいな
 
 
コンビニにピスタチオは置いていなかった
 
残念だけど、わざわざ次のコンビニまで行く気概は、なかったし
 
なんだか美味しそうに見えたカシューナッツを買っていこう
 
まあ、つの字の豆でもいいやね
 
 
家に帰って

カシューナッツをぱくぱく食べた
 
ちっとも わずらわしくなかった
 
茶碗によそったら主食になりそうなくらい、スムーズだった
 
そうして気付いたら年があけていた
 
どうやら隙間を埋めるのに、成功したらしかった
 
 
 
 
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