06 影絵

ギャラリー・カラバコ

ここはとあるアパートの一角にある、小さなギャラリー「カラバコ」。

白い壁に空っぽの額縁が無造作にならび、その下には題字だけが添えられています。
タイトルだけを頼りに、二人の作家が別々に文と絵を寄せ、2つが合わさった時に初めて作品が完成するのです。

01 桟橋
02 物差し
03 帯
04 時化
05 吃り

第6回は「影絵」

影絵をつくって遊ぶ戦時中の女の子のお話が、国語の教科書で取り扱われたとき、クラスで流行ったんですよね、影絵。
僕はそのお話の内容よりも、自分がうまく影絵をつくれないことの方が、かなしかったんだな。
昔の話です。これも。


「影絵」

kage
絵: 古林希望

影絵
文: カマウチヒデキ