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2F/当番ノート

冬と春のあいだ

当番ノート 第19期

ぼくのお茶畑がある川根という地域は
山あいの、いわゆる田舎です。

暦は春といっても、まだまだ冷え込むこの頃。
この時期は、春といっていいのか、まだ冬でいいのかと悩むほど。

感じるのは 春と冬のあいだ だということ。

冬のあいだ、きつい霜にあたって黄色っぽく変化したお茶っ葉が
だんだんと濃いグリーンに戻ってきます。
畑には菜の花が満開になり、ブンブンとみつばちの羽音が。
ダイコンや白菜、ほうれんそうなどの冬の野菜からも
春を感じさせるように、それぞれの菜の花が咲きます。
この時期になると、わかりやすく春が来ている、、、
と教えてくれることがあります。
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裏の梅の木も白い香る花を咲かせると、
毎年のように、どこからかキレイな鳴き声のウグイスがやってきます。
ひびきわたるウグイスの鳴き声を目覚ましに起きるのは
非常に気分のいい朝なのです。
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かと思えば夜はしっかりと冷え込み
朝には厳しい冬の顔をのぞかせています。

植物たちは昼間のあたたかい陽気でカラダを成長させ
夜の寒さに耐えるようにカラダに養分を蓄えるということ。
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もっと先の春になれば、おいしいお茶ができるようにと
動き出した芽のお手伝いをしている農家の
冬と春のあいだ。なのでした。

たむら よしゆき

たむら よしゆき

お茶農家たむらのうえん13代目。
大学卒業後、アパレルや介護士などサービス業を経験し
家業である農家に転身。
みんながしあわせになる農業をめざしています。

30歳近くまで、まったく農家になる気がなかった本人が
たむらのうえんを後継する気になったきっかけ、
農家の想い、農家の先にいる人々、考えた農家の未来を、
当番ノートに綴っていきます。

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