全てに美しさを求める。
絵描きとして感性を磨いていかなくてはいけない。
それには絵以外の事で、常に気をはっておく必要がある。例えば、食べ残した食材でも美しく残す。例えば椅子の置き方でも美しく置く。例えば食器の重ね方でもセンス良く重ねる。それらは普通に生活している人からすると意味のない事だが芸術に触れている者なら必要なことだ。しかしそれらを必要としない世界が多くある中で、美しさを追求することは私は難しい。今の私生活では取り入れる事が難しい。しかし切り替えるスイッチはまだ残っていると思う。修行時代の時まではいかないが、美しさを求める意識はまだ有ると信じたい。
それが絵に出るのだ。絵に全てが出るのだ。画力の話ではない。その人の感性が出るのだ。