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2F/当番ノート

最後の投稿.

当番ノート 第38期

これで私の投稿は最後になります。
あっという間でした。このような自己表現の場所があるなんて、とても有り難い機会でした。感謝します。

私は(描く才能)を貰って産まれてきたのだと思います。
幼少期の事を思い出しても、社会人になって振り返っても、自然と周りに絵を描いている人がおり、絵といつもそばにいました。(絵を描け)というメッセージだったのだと今、そう捉えるようにしています。
(描く)努力はこれからも続いていきます。また(描く)表現の仕方も人それぞれで、私は(人の役にたつ)を加えたいのです。
(描いて人の役に立てる)事を軸にこれからも前進していこうと思います。
憧れは(画家)。しかし私に出来る事は(その人のために絵を描く事)。
前に、私に絵を描いてほしい。と依頼をしてくれた女性がいました。彼女が仲のよい家族らしく記念に送りたいとの事でした。3人並んだ写真を頂き描きました。数日後、彼女に完成した絵を渡し、その場で絵の確認をしてもらうために絵を見せると、彼女は泣いてしまいました。
絵を見て感動してくれたのです。私はこの体験を忘れることはないとおもいます。
自分の絵で人の役に立つ事が出来る。以前の私なら(絵など無くても生きていけるもの。それを求める人など何処にいるのだ。仕事になるわけがない)と思っていました。しかしそれは憧れの裏返しだったのだと思います。そうありたい。という気持ちがあったからこその思考だったと思います。
この体験からは(絵でも人の役に立つ事が出来るんだ)(たかが絵ではない。人間にしかできない技術であり、人間にしか理解が出来ないもの。それは必要な事だから私は絵を描く才能をもらった)のだと思いました。
この才能に磨きをかけ、この才能と歩んでいこうと思う。私はこの才能で、0BE3CE68-B420-4BB1-A731-C02F36D09736この世に貢献出来るんだろう。

artistmichino

artistmichino

絵を通し、自分に何が出来のか考えたら(人の幸せになること)になった。
発達障害のお子様向けの絵画教室、ママ向けのアートセラピー、似顔絵、ペットの作品。等、人の喜びを見ることが好きな自分のために活動しています。

Reviewed by
ふき

人それぞれ、生まれながらに与えられた才能があるとして、私にとってのそれは何なのだろう。それを、「人より秀でたこと」と考えると、私にはとても何かの才能があるとは思えない。道野さんは、自分の持つ才能は「絵を描くこと」だと言う。躊躇なく言い切れる強さ。それは、真摯に絵と向き合い、様々な壁を乗り越えたからこその言葉なのだろう。さらに、絵を描くことで人の役にたちたいと。すごいな。私は、目の前の人に対して、どうにかしてあげたいという思いはあるし、結果として役に立ったこともあるかもしれない。しかし、役に立ちたい、と強く願って毎日を過ごしてはいない。
絵に対する信頼、その人のために描くという信条、人の役に立ちたいという信念。道野さんは「信」の人だ。
そして、最終章の今回になって、やっと気づいたことがある。道野さんは、絵と同じように人も好きなんだろうな。

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