「たくさんある!」と喜んで食べ始めたものは気がついたらすぐ「もうこんだけしかない…」となる。いつもいつもそうだ。絵と言葉を繰り返しボンドやら何やらでくっつけたり離したりした日々も終わってしまう。膨らんだパンは、型の中で「形通り」になってしまう。もっと膨らみたくても、行き先がない。
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「何か」の中でしかものをつくれない区切りがあるから「終わる」こともできるのだけど、たとえばサグラダファミリアみたいに、生きている間に完成しないと分かっていながら作りたい気持ちにもなるのかもしれない。とか、色々と考えたことが多すぎて、やたら時間がかかった。「完成」は必要だけど、いつもどうしても終わってしまうことが寂しくて、それこそ少しパンでもかじりたいなあ。