こんばんは、オオタケです。
突然ですが、私は愛煙家です。
普段、音声のみで怪談と雑談の配信をしている際にもタバコを吸いながら話しているのですが
「オオタケさんがそんなに絶え間なくタバコを吸うのは、魔除けの意味合いがあるのですか?」
とご質問いただいたこともあります。
タバコによる魔除け。
有名なのは「タクシーの運転手さんが、非喫煙者でもダッシュボードにタバコを一箱入れてる」というやつでしょうか。
運転中に同じ道を繰り返し通っていて出られなかったり、嫌なお客さんを乗せてしまった時に、タバコの煙で魔を祓う。
一服すると途端に空気が和らいだり、道が元に戻るそうです。
わたしが配信中ずっとタバコを吸い続けるのは、本当は「吸いたいから」という理由がほとんどです。
タバコ=嗜好品、ということでタバコ休憩の時間を配信内で設ける方もいらっしゃいますが、わたしの場合は自分の配信では好きな時に好きなだけ吸っています。
ですが時たま、タクシー運転手さんと同じような使い方をする事もあります。
怪談をつらつらと話している最中。
途端に「あれ、なんだかまずい気がする」と感じる、厭な空気になることがあります。
空気に妙な緊張感や圧迫感があり、背後や目の端に気配を感じて仕方がない、そんな時。
柏手といって、両手をパァンと大きな音を立てて打ち合わせ空気を変える方法もあるのですが、わたしはそんな時、タバコに手を伸ばすことが多いです。
いつもよりゆっくり深く吸って、ゆっくり長く煙を吐く。
これを繰り返しているうちに、何となく張り詰めた背中も緩んだりします。
深呼吸みたいなモノなので、単純なリラックス効果もあるかもしれませんね。
怪談を話したり/聞いたりするときにタバコが欲しくなるのは、リラックスした状態で怪談を楽しみたいから、というのもあります。
ただでさえ怪談は「緊張と緩和」が多いお話ですから、それをまっさらな状態で楽しむ為にも基本状態をリラックスに置きたい。
そのリラックスする為のツールが、タバコのようです。
また、良い怪談(素敵な怪談、面白い怪談、好きな怪談、興味深い怪談)を聞いていると、途端にタバコが吸いたくなるのです。
これは、コーヒーを飲んでいてタバコが吸いたくなるような感覚、ご飯をお腹いっぱい食べた後にタバコを吸いたくなる感覚に似ています。
状況や嗜好品同士でのマリアージュのような。
普段の生活の中で、ピザを食べる時にコーラが飲みたくなるように、お風呂あがりに冷たい飲み物が欲しくなるように。
わたしは怪談と触れ合う時に、タバコが欲しくなるのです。
皆さんにも、わたしにとってのタバコみたいなもの、ありますか?きっとそれは、あなたをいい気持ちにする手助けをしてくれる、素敵なモノでしょうね。