当番ノート 第18期
ぎゃ、と思って写真を撮っていたら、宗教の勧誘の方に「あなたは絶対大丈夫!」と言ってもらった。 展示が始まる。 自分の絵に裏切られたと感じる展示は初めて。気持ちいい。 信じていたものが壊されることは、とてもこわいことだけど、 もしかしたら一番の快感でもあるかも (撮影:bahha) お財布の整理ついでに、いつも入れている手紙を久しぶりに読んでみた。 6さいのおたんじょうびおめでとう、から始まる文章。…
当番ノート 第18期
はじめまして。 この度、金曜日の当番を担当させていただきます、mariiimagicこと、ナカムラマリです。 「自由に書いていいよ」と言っていただいたので… 私が普段ぼーっと考えてることをゆるーいイラストと一緒に 本当に自由に書いてみます。 みなさんお疲れの金曜日、なーんにも考えずに読んでください。 なんにも考えちゃだめですよ。 だって作者が何も考えてませんので! それでは!いってみましょう! 今…
当番ノート 第18期
初めまして、バンドネオン奏者の早川純という者です。 アルゼンチンタンゴを主に演奏しておりますが、つい数日前からフランスはパリに来ております。 「アルゼンチン」タンゴなのになぜにパリ?というお話はおいおいしていくとして、 こちら、「アパートメント」への執筆は初めてとなります。知人を通じて執筆のご依頼を頂きましたが、初めは何やら不動産関係の勧誘かと思いました。 今回、一回目の記事という事で、自己紹介が…
当番ノート 第18期
私は今、島根県の山の奥、広島との県境に佇む民家で、婚約者と、猫三匹と暮らしながら、イノシシ事業を立ち上げている。 「イノシシ…事業?」と首をかしげたあなたのために、今回の章がある。 日本では、縄文時代以前からイノシシが食べられていたといわれている。 獣肉食が表向き禁忌とされた時代も、山間部などでは「山鯨(やまくじら)」と称して食べられ続けていて、古くから親しまれていた食材だった。 だけど、イノシシ…
当番ノート 第18期
こんばんは、食卓研究家の新田理恵です。 ご縁あって、アパートメントの住人となりました。 よくよく考えれば、最近書いたほとんどの文章は誰かのために書いていて…。 久しぶりに、誰のためでもない、 ただただ”食べる”を巡る旅を2ヶ月間漂流してみようかと思っています^^ 出発は、以前の到達点から。 ///// ●生きるために、殺める? 食べる、という事は、命をいただく…といういこと。 それがずっと矛盾のよ…
当番ノート 第18期
部屋が散らかっている 散らかっているのか, それとも散らかしているのかの判断がつかない 部屋がこんなに可哀想になっているのはさ、 あの人がこなくなったから。だろうと思う この部屋、いっつも寒いんだよ と、私が言う 夏は寒くなかったよ。と、あの人はこともなげに言った こういう、どうでもいい思い出が 好きかってに私の中から外からやってきて 私の部屋を…
当番ノート 第17期
みなさん今晩は。妄想J-POPのお時間です。 諸事情により、投稿が遅くなったことをお詫び致します。 2か月やらせていただいたこの妄想J-POPも今回が最後です。 この企画を快く受け入れていただいた管理人の森山君、本当にありがとうございました。 静岡の音楽情報サイトbeatfull(←クリック)にも取り上げていただいて、こんなに反響があるとは全く予想していませんでした。むしろ誰も読んでないとすら思っ…
当番ノート 第17期
世界の片隅の扉の向こうに、その町があり、その宵闇がある。 ”宵闇収集屋” 住所:ツバメ町 V地区 霞の小路 ツバメ町の中でも特徴的な店、有名な店を住民に聞いて回ったところ、”宵闇収集屋”なる男性の名を挙げる人が多かった。 町の南西の端に位置するここは店ではない。看板もない個人宅であるため、内部には入れないが、今回本人から特別に話を聞くことができた。ちなみに、宵闇が必要なときはL地区にある…
当番ノート 第17期
音楽は時代の夜の音なのだとよく言うけれど、それはあくまで僕がそういう生き方をしてきたからそう思うだけかもしれない。僕は京都で4年間、音楽をしていたし、曲を作っていたのは、大抵、夜だった。 人は、夜になると感覚が研ぎ澄まされるのかもしれない。でも、それはおそらく長い人類の歴史の中で、夜が、本当に暗闇で、その中で敵の存在に脅かされながら生きていた悲しい記憶が、身体に染みついているからだろうと思う。夜の…
当番ノート 第17期
マルはいつも、呼ぶ前にそばに来てくれます。 目が合うか気配を察するかして、すぐに来ます。 そして、遊んでほしい時はボールをくわえており、おやつがほしい時は手をなめます。 私はとりあえず頭をなでてあげます。 呼ぶ前に来るので、マルに「マル」と呼ぶことがあまりありません。 家族との会話や友人にマルについて話す場合に「マル」と口にすることがほとんどです。 その時本物のマルはたいていその場にいません。 本…
当番ノート 第17期
これまでの連載をお読みいただきありがとうございました。 はじめてアパートメントの連載のお話しをいただいたときは「書店員はひとり言を話す人が多い」だとか、奇人変人が書いたマニアックな本の紹介だとか、そういったくだらないことを書きたいなと思っていたんですが、ツマが妊婦になってから考えたことを連載のテーマにしました。 なぜこのテーマで書くことにしたかというと、同じ状況にある人の話をあまり聞いたことがなく…
当番ノート 第17期
世界の片隅の扉の向こうに、その町があり、その三叉路がある。 ”ある化け猫” 住所:ツバメ町 L地区 卵の小路 ツバメ町は、曲がり角だらけだ。複雑に折れ曲がった小路の数々は、幾重にも連なる角を成している。一つ手前の角を曲がるか、もう一つ先の角を曲がってみるか、左に折れるか右に折れるか、それで辿り着ける場所は全く違ってくるので、旅行者はくれぐれも留意されたし。 しかしながら”外”からの干渉や出…