当番ノート 第2期
さらり~ぃまぁ~んぁあん、子供じゃなければふたつ以上の顔をもてるぅぅ~ 1994年に放映された『僕の就職』という緒形直人さん主演ドラマの主題歌でこんな歌詞がありました。 当時、高校生だったボクに就職して会社員になる生活ってのは想像も出来なかったのに、なぜかこの忌野清志郎さんの歌う『サラリーマン』という哀愁に満ちた歌が心に響きまくりました。 ども、日替わりコラムの火曜日を担当させて貰うことになりまし…
当番ノート 第2期
ただ肌寒かった日々がいつの間にかもうすっかり冬で年末。朝晩どころか丸一日寒い日々です。 しかしながら、田んぼの真ん中に暮らしていると季節の流れがくっきりと目に見え、それはとても美しく凄烈です。 山の木々はもくもくと重なりブロッコリーのようだし、葉や花や実はさまざまに色をなし、なんだか壮大なサラダのようです。 私の住んでいる場所では、昔から「小事飯(こじはん)」といって、ちょっとしたおにぎりや、あま…
当番ノート 第2期
この原稿を書いているのを二段積みのダンボール箱の上から眺めている黒猫もどきが今日から始まるコラムの主人公の煙(ケムリ)です。煙は私の母が飼っていたのですが手放さざるを得なくなったため二ヶ月前に私の住む東京都谷底へやってきました。私の居ぬ間に行われた母と妹による密談で既に私が引き取ることに決定しており「谷底はペット禁止だから」と言っても聞く耳を持たず「ふきが連れて行かなかったら保健所に……」と半ば脅…
当番ノート 第2期
どうも、はじめましてイルボンです。 詩的な瞬間とか断片を採取することに興味がある人間です。 ひらたく言えば詩人です。大阪で小さなギャラリーを運営しています。 短い間ですが、どうぞお手柔らかにお願いします。 *** twitterを再開してから一年くらい経ったか。ギャラリーの運営を始めてから、twitterが色々と宣伝効果があるらしいということで、アカウント(会員ID)だけ作ってほったらかしになって…
当番ノート 第2期
おじいちゃんは写真屋だった。 塩浜という町のその通りには呉服屋さんと魚屋さんと履物屋さんと駄菓子屋さんと 電気屋さんとパン屋さんとたばこやさんと小間物屋さん・・ いまにして思えばそれなりににぎわいがあった。 その中に一軒、2階に写真スタヂオのあるちょっとハイカラな建物。 お店のショーケースに鎮座した、レンズが2個ついてる縦長の箱のようなカメラを おじいちゃんは売りもせずおきゃくさんに自慢してた。 …
当番ノート 第1期
睡眠時にヒトは夢を見ます 夢の仕組みってよくわからないけど とにかく夢というのは不思議です そして正夢をよく見ます 色もあります 正夢の仕組みも知ってみたい どうなってるんだろ 夢で見た出来事をノートに残しておこうと一度試みました 大体2ヶ月くらい 意外と起きた直後は結構覚えていることができました 正夢も数年以内にいくつかあり なかなか面白かったです 一度も会ったことない人出てきたり 飛んでいる…
当番ノート 第1期
vindens cafe & あかね雲 風でございます。 2ヶ月間に渡りつたない文章にお付き合いいただき ありがとうございました。 今更ながら人に物を伝える事の難しさを実感する 2ヶ月間となりました。 この2ヶ月間書いていた事は 結局は同じ事なら楽しんでいきましょう より楽しめるように出来たら良いですよね ってそれだけの事 幸せは人それぞれの事 人から見てしあわせそうでもそうでない事もあれば 其の…
当番ノート 第1期
流れる 流れる 追いかける ひろう とりこぼす 追いかける 追いかける つかまえる 探る 掬いあげる 紡ぐ ゆだねる 立ち止まる 溢れる 手放す 新しい楽譜を手にするとき、まず音源を聴く。 その楽曲の全体像を見るために、楽譜を離してただぼんやりしながら。 骨格のようなものがなんとなく浮かび上がってきたら、構造を把握するために最初から最後まで弾いてみる。 そこでいつもたくさんつまづく。 たとえ…
当番ノート 第1期
今回のコラムは先週行ったばかりの南伊豆への旅行のお話です 東京駅から熱海まで踊り子号で この踊り子の絵が昭和ぽくて好き 熱海からはレンタカーで まずは湯河原 山の中にある足湯に いろんなタイプの足湯があり 足のつぼ刺激する石があって体が熱くなるくらい暖まった 湯河原の海沿いまで車を走らせ昼ごはん 麦とろが売りのお店へ 店主がとてもいいキャラでお客さんを楽しませてくれていた オーシャンビューで生い…
当番ノート 第1期
この世界には限りがあります。自分自身の存在と命、そして他の万物の存在と命にも。 しかし、まっさらな心身で生活をしていると、世界は無限に近い有限であることが絶えず実感できます。そして、決して短くはないですが限りのある人生に対するその果てしなさを考えると、そこには無限とほぼ同じ豊かさがあると言っても差し支えないでしょう。 ただし、瞬間や日々や歳月とともに経験を重ねて様々な学習をしていく人間にとって、い…
当番ノート 第1期
こんにちは 荻窪 「vindens cafe & あかね雲」の風です。 本日は紅茶・珈琲と共に当店でご用意しているお酒のお話を少々 一応当店、紅茶と珈琲は国内最高レベルの品質の物を と思いご用意させて頂いております それに見あうだけの品質のアルコール飲料もということで 当店では日本酒と果実酒をご用意させて頂きました カフェタイムは基本 山形の日本酒を山形から取り寄せ 都内の他のお店ではほぼ飲む事の…
当番ノート 第1期
「シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々」を読んだ。 第二次世界大戦前、パリのセーヌ左岸にあるオデオン通りでシルヴィア・ビーチというパリの文学シーンを代表するアメリカ人女性が営む伝説的な書店があることは、ヘミングウェイの「移動祝祭日」という本の中で語られている。 本を売っているだけでなく図書館のように貸し出しもしているというその書店は、1920年代から1930年代にかけて、ヘミングウェイやフィ…