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do farmers in the dark(13)

Do farmers in the dark

cover

表題:雨漏りの部屋で絵を描くか仕事に行くか湿ったロールパンを食べるか迷い、湿ったロールパンをたくさん食べた。

 

こんばんは!今回はただ絵の展示のお知らせになってしまった事をお許し頂きたいです。他に何も書けませんでした。ではよろしくお願いします!

※ナイフとか、グロテスク、暴力的な表現があります

 

ここ1年間

 

ここ1年で描いた絵を7月23日からキチジョウジギャラリーという場所で展示します。

昨年同じ場所で展示をしてから今までのおおよそ1年間、絵に関しては、絵以外の事も全て停滞していた。なんかの期限や締め切りは全部過ぎてしまい、約束は全部守れなかった。たくさんの人にお世話になって、今もお世話になり続けているけど、僕は、ただ口ごもって、モゴモゴモゴとお礼らしき言葉を述べるか、またある時は教科書を読んでるかのように明瞭にオリジナリティーのないお礼を述べるか、ある時は単調な軽い謝罪をするだけだった。ひたすら自分の事をしようとして自分の事も出来なかった。

アパートメントのこのコーナーのdo farmers in the darkというタイトルは、暗いところで農家をやるという意味で、野菜を作るのに適さないところで野菜を作るように、絵を描いたり物語を作るのに適さないような場所、不自然な環境で絵や何かの物語などを大量に生産したいと思ってつけたタイトルだけど、何も生産出来なかった。

寝ている時に見る夢が大好きで、見た夢をそのまま絵に描いたらとってもいいなあ、きっと素晴らしい富や名声、いい自宅、いいテレビゲーム機などが手に入り、将来安泰だろうと思っていたけどまるでそんな絵は描けなかった。夢の中では怖いものは途方もなく怖くて、自分はとてつもなく何かに困っているか焦っていて、薄暗いホテルは途方もなく薄暗くて、青空などはすごく鮮やかで、夕暮れは空気中に夕暮れが充満しているほど夕暮れ、モチーフとモチーフの組み合わせは一見無意味でとても素晴らしいものだったけど、絶対にそんなもの描けなかった。鮮やかな色は様々な理由、大きくは自分の行動力の無さにより出すことは不可能で、何かを描こうとして描くのはすごく疲れてしまうので具体的な状況やモチーフ(例えば虎とか建物とか手榴弾とか飛行機を初めて作ったかのような人の作った飛ばない飛行機とか)は一切描けなかったし取り組もうともしなかった。脳の知力が非常に弱かった。脳を使うような事から脳が全力で逃げ回っていた。根性や情熱が無かったんだ。絵は描いたその人の色んな限界をすこぶる見せびらかしていると思う。

とにかく夢の話を聞いて欲しいので夢の話を続けさせて欲しいのだけど、ここ1年、最近はやり直しのきく夢を見る事がある。たぶん前にアパートメントにも書いたかも知れない(もしかしたら書いてないかも知れない)のだけど、ナイフを持った軍服を着た人に僕は刺されるが、とっても死にたくなくて未練がすごくあるので、テレビゲームのように死ぬ前からもう一回やり直せるんだ。何で刺されなくてはならないかというと横にはご懐妊した、女の子の友達がおり、なぜかナイフの男は襲ってきたので僕はとりあえず刺されないといけなかった。チクショウ!少し前にご懐妊した女の子の友達と会ってから奥さんと娘はどこかに行ってしまっていた事を思い出した。たぶん僕を置いて家に帰ったんだろう。すごくさみしい!

僕は死んだけど後悔の念が凄すぎてもう一回死ぬ前からやり直した。やり直せるなんてびっくり。ほんとに良かった。次は僕は手榴弾を用意して遠距離から攻撃する。完璧だ。数人の仲間を集め仲間と共に車に乗り、とにかく相手が滑るように町中にオイルを撒く。するとどうだろう。さっきナイフを持っていた軍服を着た男性は、手榴弾と何だかすごく連射できるライフルを持っていた。しかも僕よりも手榴弾を投げるのが数段うまかったし、軍服を着た男性は人数が増えていて集団になっていた。町中に蒔いたオイルは何の意味もなかった。誰も滑ってなかった。それどころかオイルに手榴弾の炎が引火しとんでもない光景になっていた。僕はその中で連射できるライフルに連射され、たぶんパラパラパラと連射のごくごく最初の方の5発くらいで死んだ。

もう一回やり直せた。助かった〜。次は自分も連射できる銃と、ロケット爆弾を打てる大きな銃を持っていた。どこで手に入れたのかは知らない。夢だからだね。気付いたら既にもう軍服の男は目の前にいた。今回軍服の男はライフルも手榴弾も持っておらず、そのかわり浮いていた。少し巨大化してあぐらをかき空中に浮いており、何か神のような雰囲気だった。するとその神のような雰囲気の軍服の男は、頭上から何でも切断できるようなレーザーのようなものを放ち、僕は頭部が切断されてしまった。恐ろしい恐怖の中で夢から覚めた。なんだか面白い夢だった。でも最初に奥さんと娘と一緒に家に帰っていればそんな事にはならなかったと思った。夢の中で途中から奥さんと子供の事はすっかり忘れて、その後のご懐妊した女友達の事もすっかり忘れて軍服の男をどうにかしようとしか思ってなかったんだ。

もう一つ最近見たのが同じようなやり直せる夢で、僕はどこかの学校の学生だった。学生は5人くらいしかおらず理科の先生に危険なAIを研究して調べなくてはならないと言われのでみんなで危険なAIを調べ研究していた。とても危険なAIだったようで、こちらが研究している事は既にその危険AIには筒抜けだった。どんなに離れた場所の会話も盗聴できるAIだった。エスパーなのかなあ。5人くらいいた、僕と一緒に研究している学生が一人ずつなぜか死んでいった。僕はもうAIを調べるのはやめようと思い早速学長のような人に今すぐ学校やめますと言った。すると同席していた理科の先生はダメですと言った。ダメな理由を何個か言ってくれたと思う。何かもっともな事を言っていた気がする。その話も危険AIに聞かれていた。僕はすぐに走って学校から逃げた。地下鉄の駅のホームに着いたら何か様子がおかしく、人がおらず黒くて丸いゼリーが地面や壁から出てきた。危険AIは自分を追って、毒のゼリーで僕を死に至らしめようとしていた。僕はゼリーを触らないように歩こうとしたが、ゼリーはどんどん増えていき、ホームは毒ゼリーで満たされ僕はそれに触れてしまい死んだ。未練と後悔の中で死んでいき、その後最初の場面の、理科の先生に危険なAIについて調べなくてはならないと言われた時に戻れた。良かった〜。今度は僕は危険AIについて調べ始める前に即学校から逃げた。助かった。これでAIは自分を殺そうとしないだろう。でもなぜか学校外の世界はトゲトゲの大きな蔦などに覆われていて、黒いゼリーが色んなところに散乱していた。家は無くて、人もいたけどみんな住むところに困っている様子だった。体格のいい悪そうな男の人達がうろついていた。なのでそれらから自分は逃げ、安全な場所を探して走っていた。

という夢を見ました。とにかく夢が大好き。人から夢の話を聞くのも大好き。

そのような感じであっという間の1年だった。同じ場所で、同じような事ばかりしていて脳が時間のとっかかりを無くしてしまっていたんだ。時間をカウントする程の刺激が脳に入力されていないようだった。明らかに風景のコマ数が足りて無かった。多分刺激はあったと思う。ただ場所が同じで、似たような種類の刺激だったんだ。外で知り合う人はやはり旅行とか行ったり、遊びに出かけたり、夜遊びしたりとしている。素晴らしい事だ。自分もそうしなくてはならないけど、体を休める事が何より好きだし、引っ込み思案で勇気が無いのでなかなか出来ない。

同じ景色、とにかく池のある公園でよく鯉を見ていた。とても立派な鯉がいるなあと思って見ていたけど、隣で同じく鯉を見ている年配の男女はもしかしたら大したことない鯉だと思っているかもしれないと思った。もし自分だけが立派な鯉だと思っているなら、年配の男女はもっと立派な鯉を知っているとしたら、なんだかすごく恥ずかしいなあと思った。道でよく見る人は、いつの日か道に立っている電信柱に背中からもたれかかるという事を始めていて、少し歩くととまた次の電信柱で背中からもたれかかるという事をしており電信柱に到達するごとに背中からそれにもたれかかっていた。そんな感じの1年でした。

以下展示の詳細です。もし興味のある方がいらっしゃったら、よろしくお願いします。

 

チラシ チラシ裏

Continued to Choose to Eat moist roll bread

湿ったロールパンを食べることを選択し続けました。

That The Vision by the not moving doll using Karakuridoll

それは動かないカラクリ使用の人形による幻視

【会期】

2019.7/23(火)~7/28(日)

11:00~19:00(展示最終日17:00まで)

【場所】キチジョウジギャラリーにて

JR中央線/吉祥寺駅徒歩9分 京王井の頭線/井の頭公園駅徒歩1分

住所:〒181-0001

東京都三鷹市井の頭3-32-16 セブンスターマンション105

http://kichijojigallery.com

【在廊日】毎日います

ここ一年間で描いた絵を展示します。

色付きの絵が20点から30点、ボールペンの絵が70点ほどを展示すると思います。

ここ一年は、どこかにある、絵を描くために借りた安いアパートの雨漏りの部屋で絵を描くか仕事に行くか湿ったロールパンを食うか迷い、湿ったロールパンをたらふく食べたと思う。絵を描くキャンパスは雨が滴り落ち、常に湿っていた。気持ち悪いから絵は描かなかったよ。同時に別の世界では何故か僕はタクシーに乗りスーツを着て仕事に向かっていて、とにかくことごとくそのタクシーは赤信号に引っかかっていたと思う。そんな気分でした。現実の実生活ではロールパンでなく米やラーメンをたらふく食っていました。でも実際10年以上おんなじ気分だ。そして僕は以前よりも、さらにカラクリ人形に似てきた。なによりも主に容姿が。とにかく平和な日々です。

 

見て頂いてありがとうございました。

 

木澤 洋一

木澤 洋一

ふと思いついた事や気持ちいい事や、昼間に倒れてしまいたいような気持ちを絵にしています。

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