ここはとあるアパートの一角にある、小さなギャラリー「カラバコ」。
白い壁に空っぽの額縁が無造作にならび、その下には題字だけが添えられています。
タイトルだけを頼りに、二人の作家が別々に文と絵を寄せ、2つが合わさった時に初めて作品が完成するのです。
第4回は、「時化」
今年の梅雨は、やる気があるんだか無いんだか分からない、
じめじめむしむし湿気度合いが大したことないまま明けた感がありますが、
油断してると何が起こるかわかりません。
くわばらくわばら
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「時化」
絵: 古林希望
文: カマウチヒデキ