当番ノート 第23期
身体について、なんて大風呂敷を広げたけれど、やはり僕に書けるものといえば日常生活とその周縁のことでしかない。でも確実に言えることは、身体は謎に満ちているし、多義的で魅力的だし、センシティブで取扱い注意ってことだ。 たとえば緊張することは自分で制御できるものではないし、恐怖や孤独といった問題は、精神の問題というよりも、身体の問題であるように思う。病気になることだって身体のわけのわからなさの一例だ。差…
the power sink
表題:僕は脳をむき出しにして現状を把握しようとしているけど、何の手がかりもないし、体はどっかいってしまった こんばんは!今回も絵を載せる。それではよろしくお願いします! 飛んでいるかのように見えた男は、ずっと前から地面に倒れているだけだったんだね 全身の力を抜いて、吹き飛んだり(滑り込んだように)倒れ込んでみたりする 流れる川を見ている 長く…
当番ノート 第23期
僕は漫画が好きです。 週刊誌を1冊購入し、その他3冊を立ち読みで各誌2~3漫画ずつ読んでいます。 大人になると、立ち読みというのはちょっと申し訳ない気持ちにもなります。 表4広告(裏表紙)には立ち読みでコンビニ外に宣伝する分も加算されてるだろう(実際はわかりません。たぶんないと思います。)なんて、自分勝手な理由をこじつけて罪悪感をごまかしたり。 私はパートナーと二人で暮らしています。 ある日、仕事…
長期滞在者
蓋のある箱が好きです。 手に乗せられる大きさなら尚良い。 手の上に乗っているのに、その中身がわからない。 まだ読んでいな本を手にしているのに似て、静かな興奮を誘うものです。 自分にとっての理想的な箱、極端な例は「海底二万海里」のノーチラス号でした。ネモ船長が己の知力と財力を結集して、世界中の美しい絵画、剥製、鉱石、この世の全てをあつめた、海底を進む驚異の部屋。 ココアの箱に、可憐な少女が描かれてい…
当番ノート 第23期
When Where Who The Period, The Place, The Person あの時期あの場所あの人 【第二回:1992東京】 1992年東京のあの人は 訪問する旅の始まりをくれた。 住んでいた場所から飛行場まで車で15分。今はなき、香港啓徳空港。 ビルの合間を縫ってひっきりなしに着陸する飛行機の行列。 爆音と機体のお腹を真上にみながら登校することが日常で、 飛行機や空港は生活…
当番ノート 第23期
空の青さをみつめていると、ふと思い出すことがある。そこには11歳の僕がいる。彼はマーチという車の後部座席にいる。その車の車体は黄金虫のような金色のメッキで塗装されている。彼は母親の運転するその車の後部座席に横たわっている。彼の眼はなにを見ているのか。あるいは、なにも見ていないのか。車の後部座席の四角い窓越しに青い空を見るともなく見ているのが彼の目だ。二つの虚ろな眼球がある。空は怖ろしいほどに青く晴…
Slow times
中身がしっかりしている。ということ。 自分の足で立っている。ということ。 もしかしたら飛び方を知らないのかもしれない。 他の鳥と違いすぎて、ここにいるのかもしれない。 みんなと同じように羽ばたけば簡単に飛べるってわけじゃない。 象の頭はやわらかい。
当番ノート 第23期
美についてなんて、たいそうなこと気鋭の美術家たちあつまる このアパートメントで、釈迦に説法な無知さかもしれない。 でもまあ、 わたしは、ここ最近考えてきたことがこのことを中心としていて まわりの人たちに「いちばん美しいもの」ってなんだと思うか、と聞いて回っていた。 ことば ガンダム 数学 オイラーの公式 動物、生物(かわいさとメカニカルな生物としての意味) 目的に対して最短の手法であること 四季 …
当番ノート 第23期
千葉駅から少し離れたところにあるサンマルクカフェ。店内に人はほとんどいない。ゆったりしたジャズが耳を澄ませばはっきりと聴き取れる音量でかかっているのはどこのサンマルクも同じで、店内の装飾、椅子と机の規格もおそらく同じだろう。マクドナルドやUNIQLOが全国どこも同じように、チェーン店というのは全国どこでも似たようなものだ。店内に入ってしまえばそこが沖縄であろうと北海道であろうと新宿であろうと関係…
当番ノート 第23期
「自信がない」 これはもう、よく聞く言葉であり、僕自身もよくそう思う。 自信がある人は何が違うのだろうと。 基本的にうじうじした性格の僕だから、自信に満ち溢れて行動する人を見ると本当にすごいなぁと思う。 今日もまた、お家の中で「自信」について話題に上がった。 人一倍「自信がない」病で、そのくせ自信を持っちゃうとすぐ調子にのって失敗してしまう。 僕はそんな感じ。名付けて「うじうじ自信欠乏症」 そんな…
長期滞在者
先月から再開した朝ヨガのせいか、ここのところ体調も心調も頗る良好だ。 心の調子の方は、ほぼ3年ほど前にうつ病を発症して以来の好調で、なんだか気持ち悪いくらいだ。 ブリュッセルもこの一週間くらいは快晴が続いていて、吹く風は冷たいながらも清々しいので、 そのせいもあるのだろうけど、身も心も環境も清々しいのだから、こういう滅多にないことは、 つまり有難いことだから、気持ち悪いとか言わずにありがたく頂いて…