荷縄屋。

第19期(2015年2月-3月)

ぼくは毎週土曜日になると
早朝から野菜などを収穫し、お茶を仕上げ、パッケージして
看板やPOPも車に積み込み、朝市の準備をする。

風情ある昔ながらの景観が保存された、東海道島田宿にある川越街道の
荷縄屋という場所で4年ほど前から朝市をやっているのだ。
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かつては宿場町で、街道にはかなりのにぎわいがあったと聞く。
何十年かたち、時代の移り変わりとともに街道のにぎわいはなくなった。

地域の景観を生かして、昔のにぎわいを取り戻すことと
ぼくがここで農家をやっていることを知ってもらうように
荷縄屋朝市は毎週、開かれている。

農家がものづくりをして、仕事にしていくには
『農業』という生業を成立させなくてはいけない。

農業の先には、お客さまという人がいて
農家はお客さまと出会い、お客さまに選ばれなくてはいけない。

お客さまにどんなサービスが提供できるかが、農家のキャラクターだ。
農家になるいくらか前から、農業はサービス業という位置づけにしたかった。

安心で安全だと伝えるために、作り手自らが販売をし、
家族で楽しく食卓を囲めるように、おいしいものを作り、
選びやすいように、パッケージに工夫をする。
食べるときに、そのもののストーリーが浮かぶようなアナウンスも大事。

ここ荷縄屋には
そんなことに価値を感じてくれる人たちが毎週のように来てくれる。
ここにいると、たくさんの人と出会えて、たくさんの笑顔を見れる。
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「ありがとう」とか「おいしい」と聞くと、もっともっと頑張ろうと思えて、ぼくが農業をやる意味が確認できるのだ。

小さな場所だけどぼくにとっては大きな原点。

荷縄屋朝市は
みんなをしあわせにする農業をめざしているぼくの大切な場所。