721号室

第29期(2016年10月-11月)

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図々しくも生きている。

あなたをあんなに傷つけたあとでも。

図々しくも生きている。

誰かを知らぬ間に踏みにじったあとでも。

道案内は、親切にできる。

どんなにゆがんだわたしでも。

食べ物を求める空腹になることができる。

どんなに罰当たりなわたしでも。

図々しくも生きている。

食べ、眠り、生きている。

生きることでしかつぐなえないものへ向けて。

生きることでしか生み出せない明日へ向けて。

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今週は、いつかの7月21日にことばを継ぎました。

「生きる」ということについてかんがえることはよくあって

でもそのレベル、のようなものは、そのときどきでちがいます。

生命をつなぐ一滴の水がのめるかどうか。

エネルギーを燃やす米が食べられるかどうか。

全身の細胞を生かすさまざまなおかずか食べられるかどうか。

次の瞬間がすこしたのしみになる甘味が食べられるかどうか。

「生きるために生きる」

それができたらどんなに美しいか、と常々思うけれど

満腹に甘味を継ぎ足すような日も

ゆるせる今日へ、やってきました。