615号室

第29期(2016年10月-11月)

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暮らしは嘘をつかない。

暮らしは裏切らない。

暮らしはいつも、正直にこたえてくれる。

窓を開ければ、あたらしい空気が吹き込んでくれる。

床を研けば、つやつやとひかってくれる。

洗濯をすれば、きれいにみちがえった布がわたしを包んでくれる。

料理を作り、口に運べば、きちんと腹が満ちてくれる。

わたしの作る料理は、
わたしにとても、おいしくやさしい。

喜びや安心は、自給自足して生きなければならない
、とおもう。

ちいさく、ちいさく、

暮らしの中で循環していけば、生きてゆける気がするから。

ちいさく、ちいさく、

息を吸い、吐くように

くるくるくるくる自転して

たいようの周りをおよいで暮せば。

たいようはいつも、だれにも

平等に、やってくる。

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今週は、いつかの6月15日に、ことばを継いでみました。

「暮らし」

それが、目的地点であるのか
それとも、出発地点であるのか。

自分の中に「ホームボタン」を持っているかどうか
ということが

そのどちらであるかを決めるような気がします。

それでも、くるくる

まわることができれば、生きてゆける。

いかなるときでも、きっとそのことは変わらなくて

円のおおきさを、ひろげたり、ちぢめたりしながら

あの日も、今日も、

わたしは暮らしています。