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2F/当番ノート

すじこ

第46期

January

正直なところ就活はちゃんとやった方がいいと思った。

これは別にスーツ着ろとか合同説明会にいけとか
エントリーシートを鬼のように書けとか言ってんじゃない。

ただ、自分が何を大事にして生きていきたくて、
どんなものに共感して社会でどんなことがしたくて
だからこの会社のこことリンクしたとか
こんなところが自分の考えと同じだと思ったとか
そういうことは自分の中で納得していた方がいいんだろうなと思う。
私みたいな、したいことしかできないタイプは。

そしてそういうものがわかっていれば
会社で働くとかはスキップして求める生活スタイルとか人生の方に行けばいい
周りの友人をみていると、そういうシンプルな話みたいだ。

やりたいことが先に見えていて、その線上に会社で働くことやそれによる生活があると
ちゃんと筋が通っているから迷いなく動ける。
夢があったらそのためにやりたい理由があってそしてやれっつーそういうこと。

歌手をやっている子と一緒にすんでいたり、
友人にスノボやサーフィンを中心にした生活をしているやつとかがいるから
そういう人を見ていると思いと計画と行動が一致していてすがすがしい。
割と最近まで私もそっち側にいたんだけど、なんとなくこっち側に来てしまった。

今の仕事をしていてちょっとしんどい時は、選択ミスったかなと思う。
ミスったというよりは、はやまったかなと。
特に何も考えずに検索して受けて受かったので働いているだけなので。
今と将来の私(予定)を結ぶ線からだいぶん外れたところに今の仕事がある気がしてしまう。
ものすごく頑張るとか、寝る間を惜しんで努力することをや躊躇する。
これからもっと忙しくなって来ればそんなことを言っている暇もなくなるだろけど、
まだ思い切りがつかなくて青い。

そんななかでもどうにか続けているのは、
予想できるやり方じゃ予想できるところにしか行けないからだ。
自分のほしい生活や生き方にたどり着く別の道が見つかったり
もしくはそれ自体が新しくなるかしれない、ということに少し期待している。
なぜここにいるのかがわからないと初めはしんどい。
でも、段々と理由をつけていくのもいいかもしれない。

それでもやっぱり、今就活しなおすならもうちょっと考えるけど。
人生に筋通したい。

福島 光帆

福島 光帆

ベリーダンサー、シェアハウス灯運営。普段は旅行を売る人。

16の時からベリーダンスを始め、その他にも日本の舞踏、インドのカタック、ブラジル留学中はモダンダンス、と色々な踊りを習う。2020年の夏はベリーダンス×盆踊りの「エキゾ盆」プロジェクト(Ruhani Bellydance Arts)に参加。

【出演情報】
8/13 cafe bohemia ruhani bellydance show
8/10 金沢 珠洲エキゾ盆
8/23 Nereides Bellydance cruise

Reviewed by
たかだ まなみ

ヒトは名前をつけたがる。
なんでも”最もらしい”理由をつけたくなる。
お腹を出して寝たから風邪を引いたんだとか、
前世で悪事を働いていたから、あんな悲惨な死に方をするんだとか、
ともかく、名札のない現象に耐えることができない。
 
 
「愛着が湧いて別れが辛いから、生まれた子犬に名前をつけたくない。
でもやっぱりこの子はポチだ。
ポチはポチであって、ショコラやクロではない」
名前は奥深くに刻まれる。
この温かい毛玉が我が家にやってきた因果も一緒に刻まれる。
そこにできるのが縁なんだ。
 
 
ラベルに日付と名前を書いて、毎日ノートを整理して並べるとは、
なんと清々しく神聖な行為だろう。
切り貼り切り貼りして、出来事を自分に落とし込んでいく。
オチをつける。
結果を受け入れる。
 
 
そうしていくうちに、宙ぶらりんな私たちの”へそ”は地と繋がっていくんだろう。
混沌とした暗闇の世界に、もたらされる秩序という平穏。
その静かな部屋を求めて、今日も理由をつける。名前をつける。
数万の蝋燭に火を灯したら、どんな景色が見えるかな。
君が照らした世界だ。

 

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