Do farmers in the dark(10)

Do farmers in the dark

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表題:あがががが、僕は柔らかくて固い膜みたいなのを突き破ってすごく寂しいところに出た。でも突き出る前の場所も寂しかったよ。

(イケてる山や草や池、構造物は、描けない。イケてなくてもせめて上手ならいいのに。みんなは凄くかっこよくてイケてる独創的な山や草や池などを書いている。自分はテクと、心根が無いんだ。来年くらいには状況は改善されていると思う)

 

こんばんは!今月こそは本当に漫画の続きを書きたかったのですが、やっぱりまた最近の事をただ書いてしまいました。それではよろしくお願いします!

 

第1話 桑の実

晴れた日。お昼にパンを食べようと思って公園のベンチに座った。広くて噴水があってなぜか遊具が無く、ベンチだったりツルツルの石の椅子だったり座るところがいっぱいある広くて都会的な公園だった。冬なのに日差しがあって全然寒くない。さらに僕はいいジャンバーを着ているからね。どこにも穴の空いていない、汚物もついていない、完璧なジャンバーを着ている。もとは妻が着ていたものだが、もう着ないとの事で僕にめぐんでくれた。とってもいい気分だ。すると3人の小さな子供が走り込んできて、

「すいません!桑の実をすぐどかしますので!」

と言った。足元にトゲトゲの茶色い枯れた実がたくさん集められていた。桑の実、というものを初めて見た。子供達がその桑の実というもののたぶん枯れたやつをたくさんベンチの下に集めていたらしくて、僕はまずいところに座ってしまったようだった。僕は

「悪いからそのままで大丈夫だよ。あっちにもベンチがあるからあっちに座れば大丈夫だよ。」

と言った。すると一人の水兵さんの被るような帽子を被った男の子が、

「いいえすぐどかします!」もう一人の何も帽子を被っていない男の子が「僕たちが悪いんですから気にしないで下さい!」

さらにそのどちらかの男の子が

「新しい草むらを見つけますので」

と言った。ほんとに大丈夫?悪いなあ。あっちのベンチに座れば大丈夫だけど。と言ったら

「本当に気にしないで下さい。僕たちが悪いのですから」

と言った。3人目の女の子は、無言だった。小さな男の子達よりさらに小さい子だった。うぅぅ〜!

子供達は帽子やポケットなどを活用して桑の実を移動するためにせっせと集め始めた。その後も僕は依然その座っているとまずいベンチに座っており、桑の実がどんなのか知らないけど、この桑の実スゴイネェ〜とか沢山アルネェ〜とかニヤニヤ顔で言った。それについて当然だが返事は無かった。どっちかの男の子はなんか一言くらい喋ってくれたかも知れない。女の子はやはりとにかく無言だった。

僕はそのままベンチに座り買ってきた鴨肉が入ったパンを袋から出してかじり始めた。鴨の脂身が美味しかった。うぅ〜?

 

バイバイ

僕は足に付いた滑車にてずっと一定方向にずっと滑っている。その滑っている途中で、通り過ぎる僕の歯が抜けている風景、その3本の歯と穴の空いたハグキに手を振る。バイバイ、バイバイ、バイバイ〜、バイバイ

 

第2話 動物に見えた

とあるビルの中で、前を歩いていた知らない女性が突然振り返った。なぜかヒトではない動物に見えた。メガネをかけていた。口が少し開いていた。

別の日に、僕がとても大好きな彼女の話に相槌を打っていると、彼女の頭が注意しないと気付かないほど本当に微妙に細かく2、3度揺れた。首から下は揺れてなかった。黒目が小刻みに揺れていた。なんでか動物に見えた。

僕は?誰から見ても、誰よりもとにかく動物に見えると思う。口をいつも開けているし、その口が臭いし、背骨が曲がっているし、文化的な事を話せないからだ。相槌は打てるけど自分からは晴れている、晴れていない、くらいしか話せない。他のみんなも晴れているか晴れてないかは非常に重要視しているけど、その他の複雑な事もたくさん話しているように思える。一方で僕は晴れているか晴れていないかは重要視していないけどそれしか話せない。おかしいね。誰よりも親密な彼女は、僕の事を動物のロボットみたいと言った。それがとても面白かった。

数日して、なぜか彼女の顔と黒目が小刻みに揺れていた事を思い出した。僕は相槌を打っていただけなのに、何かうろたえているような雰囲気だったなと思った。もしうろたえていなかったとしたら普段特に揺れてない人が揺れるなんて事があるだろうか。とても気になった。もしかして相槌を打っているだけなのが良くなかったのだろうか。ほんとに何となくそれが気になっている。とにかくまた揺れる事が無いようにちゃんとしなくてはと思った。

 

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靴の裏を地面につけないように靴の側面で歩き、風船ガムみたいな入れ歯を口にくわえて、その辺に浮かんでいる雲さんを殴って雲の脳みそを取り出す事をしている。

 

 

 

第3話 魚が見えない

彼女は暗い雨の日に、球形と細長い管が組み合わされた段々になっているような硬くて黒くて高い建造物から落ちるように怪我をしながら大人の姿で生まれてきて、その後すぐ目の前にいた男に殴られたという大変な生まれの人だったんだけど、なぜか僕はその彼女と友達だった。

僕はある日、なんでか分からないけど国王の部屋に招かれていて、プールの中で泳ぎながらプールサイドで上等なお召し物を着て立っている国王の話を聞いていた。国王の部屋は暗い市民プールそのものの部屋だった。例えではなくて、本当に市民プールそのものだった。25メートルのプールで仕切りがあった。照明が無く窓から曇り空の青白い光がうっすらと差し込んでいた。国王は女性で、とても暗くて優しい顔をしていて、とにかく青白かった。青白いのはそういうメイクかも知れない。とにかくその国王が言うには、段々の建造物から生まれた大変な生まれの僕の友達の女性はとんでもなくすごい人で、神様的な力を持っていて、魚がいなかったこの国に魚を誕生させたそうだ。そんなにすごい人だったんだぁ。なんだかすごく嬉しかった。国王はプールの中に彼女の生み出した魚がいると言った。先ほどからプールに漂っていたのに魚がいるなんて気付かなかった。僕は水中メガネを付けていたので(水泳帽もちゃんとかぶっていた)、プールの中に潜って見てみた。魚はすごく小さいようで、プールは暗いので、頑張ったけどよく見えなかった。なんだか小さな白っぽい筋(すじ)みたいなのが3、4個見えた。でも魚かどうか分からなかった。

僕はプールから上がり、国王によく魚が見えませんですと言った。せっかく見せてくれようとしたものが見えなくて申し訳なかった。暗いプールの窓から外を見ると、明るい曇り空の下の勢いの良さそうな渦を巻くような形の浅瀬が見えた。固そうな黄土色の岩場に海のような川のような、自然にできたとても勢いの強い流れるプールみたいなそんなのがあった。

僕は国王に、あそこなら大きな魚が見えるかもしれないのであの海みたいな川みたいな渦が巻いているところに行きたいと言った。少しかわいそうな気持ちにさせてしまったかもしれないけど、どうしても魚が見たかった。国王は青白い顔でいきましょうと言ってくれて、召使の裸のおじいさんも連れて一緒に渦巻く海のような川へ連れて行ってくれた。

海みたいな渦巻く川はとても勢いが強かった。すぐそばの岩場で国王は青白い顔で見守ってくれており、召使の裸のおじいさんはすごく元気が良くて声を出して頑張れ!とか応援してくれていた。おじいさんはスキンヘッドだった。僕もやる気だった。

しかし勢いが強すぎて魚を見るどころではなかった。勢いのいい白い水の泡が目の前にかかり立っている事も出来なかった。溺れかけていた。魚は見えなかった。とても大きな魚が見えると思ったのに。大変な生まれのすごい力を持った女友達の創造した魚は見えなかったんだ。とても残念で悲しかった。

 

おなか

立派なおなかを所有している人と、山と草