自分ゲーム化の始め。

長期滞在者

さて、そろそろ夏である。
夏であるからにはもうすぐ休みを取り海に行くであろう。
おそらくそれは南仏あたりであったら素晴らしいであろう。
そして海パン一丁で海辺に寝そべったり、
そこに大きなタオルを羽織ったくらいの格好で海岸を徘徊したりするであろう。

今ちょうどそのための旅行計画などを立てているところなのだが、
特にそういったビーチ関連の状況を想定するたびに
前回取り上げた問題が心に引っかかるようになってしまった。
体重急増の問題である。
そして前回、よせば良いのに、ある目標を掲げた。
「とりあえず5キロ減を目標にダイエットしてみようか」
そしてそれからどうなったかと言うと、
この1ヶ月足らずの間に、その目標はクリアしてしまった。

あれから何をしたかと言うと、
まずアクティビティ・トラッカーというやつを買い、
それを常時装着して1日の運動量と摂取カロリーを(大まかに)計算して、
余分な食べ物を減らし、必要な運動量を補って行ったのだった。
たったそれだけのことで、米袋の半分も痩せた。
よっぽど無駄なものを食べまくっていたのだなぁと思う。

それと同時に、何年も前に発症して年々徐々に悪化している感じの、
アトピー性の皮膚炎への対策を調べていたところ、
どうやら、ぼくの場合は炭水化物の取りすぎがよくないらしいということが
わかって来たので、その摂取量を減らしたというのも
減量を促進した理由の一つだったろうと思う。

そのお陰で、ちょっときつくなっていたスーツが普通に着れるようになり、
先日、友人の結婚式にそれを着て出席することが出来た。
10ヶ月ほど前にそのスーツを買った時にはぴったりだったので、
やはりこの間、恐らくは、やはりタバコをやめてから、
徐々に、しかし確実に体重は増えていたのだろう。
禁煙リバウンド、恐るべし。

まあ、そんな通販サイトのやらせコメントみたいな情報はおいといて、
この過程で面白いのは、消費カロリーと摂取カロリーを数値化するだけで、
まず、自分の健康管理が家計簿をつけるのと同じ感じになるということ。
つまり消費分が摂取分のカロリーを上回れば「利益」が上がったとみなし、
その利益を積み上げるように、カロリーを制御、マネージするようになる。
ぼくの場合は「健康管理」というより「体重管理」だが、
それは体重が減ることに価値があるという視点での管理だから、
肥え太らないことが、ここでは価値あることになっている。
なので、体重を増やしたい人には別の「体重管理」の仕方があって、
それはそれでその人にとって価値のあることなわけだ。
で、そんな感じだから、当然のようにそれは
自分自身をRPGの登場人物として扱うような感覚になっていく。
ゲームのプレイヤーとゲームの主人公との関係が、
管理者としての自分と、ものを食べ運動する自分とのそれに投影され、
その二つがつながりながらも分断されて行く感じがする。
理知的部分と動物的部分が分けられて、
数値化された情報を扱うことに長けている理知的部分が
動物的部分を「管理する」感じだろうか。
このこと自体がいいのか悪いのかはわからないけども。

そういえば、オリィ研究所の吉藤健太朗さんが
彼の分身ロボットの技術を使って、
将来的に自分で自分の介護ができるようになるかもしれない、
というようなことを言ってるけど、
その時の自己認識、自分が自分に対する時の感覚が興味深い。
幽体離脱的な感じじゃないかなと想像するんだけど、
幽体離脱をしたことがないので、実感が伴わなくてもどかしい。
そしてさらには、そこでもやっぱりゲーム的な感覚が出てきて、
(ベタに考えると、セルフUFOキャッチャー的な?)
そこからさらに何かが創発されていくのかもしれない。
ロボットってアメリカで開発されたものを見てると、
軍事用か性産業用がほとんどで、なんか怖いのだけど、
日本で開発するものはもっとゲーム的に楽しくなって欲しいなあ。

そういえば、ゲンロン8はゲーム特集なんだったな。
せっかく頭がこういうモードになってきたので、
やっぱりポチってみようかな。

ああ、そうだ。最後に宣伝。
7月初めの2週間、パリでやきもののマルシェに参加します。
シャトレー劇場の裏辺りにある天理日仏文化協会にて、
7月3日から13日までだそうです。
近隣の方はおこしやす。よろしくどうぞ。