① たっぷりの水ではてなを茹でる
沸騰する前、生ぬるい水のうちから とぽん、と手のひらほどの大きさのはてなを沈みこませる。
慌てず騒がず、じっと見守る。
しばらくするとはてなは様子を見るように そうっと水面に顔を出し始める。
弱火でじっくり じんわり温めると
はてなはやがて目を閉じる。
そうしたらもう大丈夫なので
私も一緒に目を閉じる。
② なにかしらの粉末を加える
はてなが十分に温まったら、棚からなにかしらの粉を取りだす。
ふりふりぱっぱとかけてやると、はてなは小さく震えてちぢむ。
量はお好みで、と言いたいところだけど
思いつめているときほど微量にしてやるのがいい。
味をつけようなんて できるだけ思わないで
これはちょっと震えてちぢんでもらうための手順。
③ 頃合いをみてかき混ぜる
はてなは一度浮かんで目を閉じると
あとはもうほとんどのんびりしているので、
頃合いを見てかき回してやるといい。
そうすると つられてその中をころんころん転がって
内側の芯がまんまるく整えられる。
はてなの中身は見えないので、注意と勘が必要だけど
うまく重心をつくってやることが大事。
④ 湯から上げ、熱をとる
もうここまでくれば大丈夫。
ほかほか湯気を上げる、水滴のついたはてなを器にあげて、
じいっとしているその姿を付きっきりで見つめてやる。
このとき、目を離さないことがコツ。
ちょっと退屈だし、外に遊びに行きたくなるんだけど
熱が冷めるまでのはてなをじーっと見つめてやるのが大事。
粗熱がとれて 時間がくれば
はてなはそうっと目を開ける。
そしたら 好きに食べてやろう
>つづきのはてな<