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2F/当番ノート

総移動距離2500km

当番ノート 第1期

初めまして 永瀬幸則です

仕事は飲食業です

今までカフェやレストラン さまざまな店で働かせていただきました

多趣味な料理人です

特に旅行が好きです 連休が取れればいろんなところへ行きます

今回は ちょっと前ですが四国を1周したときのお話を

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今回の旅で良く耳にした曲

四国で電車待ってる時 電車がホームに入線する前から到着するまでずっと流れてる曲

かなり哀愁のあるメロディ

メロディは知ってるんだけど曲名がわからない

帰って来て調べたら 35年前位前の曲で小柳ルミ子の瀬戸の花嫁って曲だった

哀愁メロディ好きな自分にとってこの曲は旅行中かなり癒された

総移動距離2500kmちょい

分刻みの かなり無理な予定だったけど なるべくキツくならないように予定立てた

ちょうど青春18きっぷの時期だったので 青春18きっぷののんびり旅

今回の旅のお供

■携帯時刻表
■青春18きっぷ
■旅行手帳
■四国のガイドブック
■四国フリーきっぷ
■iPod

時刻表は旅行の終わり頃には見るのコツを覚えて かなり上手になってた

四国フリーきっぷは三日間四国の特急自由席と JR四国のローカル乗り放題なのでかなり使えた
15700円だったけど結局30000円分近く乗った

旅行手帳は旅行に行ったらいろいろ予定だったり 日記だったり書いている 自分の旅行には欠かせないもの

気付いたら 5日間で25ページも書いてた

それを参考にして

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一日目

一日目の目的地は愛媛の松山

逆算したら5:20東京発が一番良かったので 寝ないでそのまま東京駅へ

本当は夜行の東京→大垣走る ムーンライトながらってのに乗りたかったけど 人気で取れなくて 地道に東海道を進むことにした

ムーンライトながらの指定券取れなくて困ってたら駅員さんが「東京を早朝に出れば松山行けるよ」と教えてくれたので そうすることにした

東京駅で待ってたら上りのムーンライトながらが到着して このまま静岡まで行くらしい

だから特急車両で静岡まで行けるみたい
やった

途中 車窓右側には富士山が見えた

キレイだなぁ

東海道本線 山陽本線ひたすら進み 岡山に着いたの夕方の17時

関西圏に入ってから社内アナウンスで気になったことが二つあって 一つは 駅に到着する際「ドアから手を離してお待ちください」って必ず言ってたのと もう一つは到着する時に「次は~駅です」ではなくて「次は~~駅に着きます」って必ず言ってたとこ

~駅ですって言うより~駅に着きますの方が柔らかく聞こえる

何となく違うけど 少しの違いが凄い印象的だった

時刻表とにらめっこしまくったので乗り継ぎがかなりうまくいった

気付いたらエスカレーターの列が右側になってた

東京では左だから癖で左に並んでしまった

文化の違いって面白い

そこからマリンライナーに乗り四国へ

瀬戸内海ってば広くて島が沢山あってもっとじっくり見ていたかった

四国に入り車窓から外を眺めてると関東にはあまり馴染みがないファミレスのJOYFULが見えた

ファミレス好きとしては あのファミレス一度行ってみたい

坂出で降りて 四国でしか売ってない四国フリーきっぷを購入して そのまま松山まで特急で向かった

新宿のJTBで四国フリーきっぷ買おうとしたら「四国でしか買えないよっ」て言われたから四国に入ってから買った

松山に着いたの 21:30頃

今回は ビジネスホテルに泊まった

四国は比較的安くて泊まったとこ全部3000円台だった

外観は古いホテルでも中はリフォームしてあったりキレイだったから良かった

松山には友達がいたので 合流してオススメカフェで一緒に食事した

松山ってカフェ結構あるんだな

「東京じゃないんだから もっとゆっくり歩け」と言われた

自分は大家さんに家賃払いにいってそのまま払ったはずの家賃持って帰ってしまう位せっかちだから

たしかに こっちの人は みんな心に余裕がありそうだ

気持ちゆっくり歩くことにした

岡山すぎたあたりから雨が降っていたけど明日は晴れるみたい

友達と別れて 寝たのは26時近く

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二日目

朝6:00起床

道後温泉に路面電車の始発で向かった

早朝にもかかわらす 地元のおじいさんおばあさんや観光の人達が結構いた

外観は千と千尋の神隠しのあの建物のモデルになったって言われてるけど確かに似てる

頭にタオル乗っけて温泉につかり 心を無にする

ぷはー

二階には休憩室だとかあるけど一人だから温泉だけにした

朝の通勤の人達と逆に歩き 松山城周辺の公園を散歩する

函館もそうだったけど路面電車ある街って風情がある

ドライブスルーのあるスタバなんて初めて見た

その後昨日の友達が働いてるカフェにモーニング食べに行った

コーヒーがサイフォン式なのでカウンターに座りフラスコみたいのに火で暖めてるこの装置をじろじろ観察しながら コーヒーとホットサンドいただいた

そういやサイフォンでいれたコーヒー初めて飲んだかも
濃くて美味しい

男性のスタッフの方がいて 当時自分がカフェで働いてるって知ってたから いろいろサイフォン式コーヒーについて教えてくれたり 東京のカフェについても話をした

お土産にブレンドコーヒーの豆いただいた

ありがとうございます

電車の時間が近付いてきたので カフェを出て 松山駅に向かう

昨日の友達が駅まで見送りに来てくれた

ありがとう

今日のメインは金刀比羅宮

こんぴらさんとも言われ 一生に一度はお参りしたいよねって言われてる場所

松山から琴平に向かう

駅から歩いて10分位のとこに参道の入口があり 両側にお土産屋が並ぶ

本殿までは700段ちょい

一段一段かなり急な階段で無理すると息切れするかも

途中で桜の木があった

出発する時東京は咲き始めてたけど こっちはまだ2.3分咲き

しかも思っていたより暖かくなかった

東京が暖かすぎるのか

途中 ヤモリかな?こんなのもいた
こんちわ

階段上りきり本殿へ到着

見晴らし台があり 景色が素晴らしかった

左奥には 瀬戸大橋が見えた

実は ここで半分の地点で奥社がまだまだ先にあるという

まだ時間あったから行くことにした
本殿からさらに約600段

半分位の人はここで引き返すみたい

段々 上に行くにつれて気温も 低くなってきた

かなり寒い

20分程歩いて奥社に到着
かなりの達成感

景色も素晴らしかった

なぜか山の岩肌に天狗とカラス天狗のお面が景色を見下ろすような形で飾ってあった

帰りは行きと比べたら楽で お土産に黄色いお守り購入して 駅に向かった

二日目は高松に泊まる予定だったので香川の坂出まで行きうどん食べることにした

今回の目的でもあるうどん屋巡り

今回は家康って名前のうどん屋

坂出から10分位歩いたところ

ここでは かえしうどんという聞いたことないうどんが売りらしく それを食べることにした
みりん 醤油 酒に白だしで割ったというかえしがぶっかけられた冷たい麺のうどん

細い麺でコシがあって美味しかった

讃岐うどんはこの歯応えが好き

一緒に天ぷら頼んだら天ぷら余ったので かけうどんもいただくことにした

最初は他にカップルと地元の高校生集団いて忙しそうだったけど 気付いたらお客一人になってて 人の良さそうな大将が話しかけてきた

「食べ歩きされてるんですか?」

「まだ一件目です 明日 鴨川あたりに行くつもりです」と言うと

「うちは 三十年変えずにやっていますが 最近の讃岐うどんブームでは太麺が人気みたいですね ほんとは細麺でコシのあるのが讃岐うどんなのに」

おれ結構食べるんですよ~何て話してたら 最高9玉かけうどん食べたお客さんがいたそう

大将にごちそうさまでした言って 店を後にする

その後はすぐ高松へ向かった

高松駅は駅舎がキレイだ
近くに展望できるタワーがあった

ホテルに直行して 一日.二日目は結構ハードだったので日付け変わる前には寝た

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三日目

今日は 午前中うどん屋巡り

高松から鴨川へ

駅前も田舎って感じだ
昔ながらのタバコ屋があるくらい

最初に向かったのは がもううどん
駅から歩いて10分位

田んぼと住宅の間に いきなりあった

ガイドブックに載ってるからか 9時台なのにかなり混んでいた

おれ並んでた時はそうでもなかったけど 帰る頃には12人位並んでいて食べてる人も沢山いた

入口で麺のあつひやどっちかと大か小か注文して 自分でトッピングして お金払って だしを入れる
だしもあつひや選べる

店内には食事スペースあるけど 混み合ってて場所ないので外で座って食べた あつかけの大 えび天で300円 大は2人前

麺が美味しかったなぁ

県外から車で来てる人多かった

だからか駐車場が結構おっきかった

人気店なのかな

ぱぱっと食べて食器は流しにさげてごちそうさまでした言って 次に向かう

今日も午後は予定あるから 行けるのはあと一件

比較的近くにある山下うどんに行くことにした

川沿いの黄色い花が沢山咲いてるけど向こう岸にはラブホが何件かあるミスマッチな のどかな景色

ブロッコリー畑があって収穫されずにほったらかされてて花が咲きまくってた

店の近くにはいるんだけど家しかなくて迷ってしまったので 地元の散歩してるかわいいおばちゃんに聞いたら わかりやすく教えてくれてすぐわかった
ありがとう

山下うどん

製麺所でやってるうどん屋でパッと見何屋だかわからん

昼ごはん前だけど地元のおっちゃんが結構いた

テレビでは高校野球やっていておじさんたちはそれに夢中

昼ごはんの天ぷら買いにくるおじいさんいたりして 地元の人に愛されてる店って感じだ

地元のお客さんが多いってのは一つの勲章だ

店内の壁には有名人のサインが貼りまくってあった

なぜかPOT SHOTなんて懐かしいバンドのサインがいくつもあった

UDONって映画の撮影もこの店のシーンがあるらしい

きつねのっけた小のかけうどん 230円 小で一人前

だしがとても美味しかった

ねぎがいかにも切れない包丁で切りましたって感じで切れてなかったりバラバラだったけど それがまたいい

お金は食べ終わった後にトッピングはこれしましたって自己申告の後払い

ごちそうさまでしたと言って店を出る

さて 次は徳島

徳島の鳴門海峡に向かう

途中池谷って駅で特急降りてローカル電車待ってたら カメラ撮りまくってる家族がいた

彼らも鳴門海峡目指してるみたい

向かう途中電車の中で地元の女子高生達がはしゃいでいて 方言が沢山でそれが楽しかった

そんなのも旅のBGMになったりする

鳴門に着き さっきの家族達とバスで鳴門公園に向かう

バスで20分位

バス降りて 観潮船乗り場へ

船で渦潮ポイントまでいって間近で見れる

前もって電話で見頃を聞いたら今日は15時頃らしい

ちょうど着いたの15時でうまいこと渦潮が沢山観れた

間近で観ると凄い

二十秒位で消えてしまう

船が引きずり込まれてしまうんじゃないか心配だったけどそんなの気にしないで観やすいように船が渦潮の近くに突っ込む

メチャクチャ揺れたし風半端ないけど楽しい

瀬戸内海と太平洋がぶつかるこの場所で段差があり 海底が複雑な形をしてるのもあり渦潮が生まれるらしい

確かに太平洋と瀬戸内海の境目は段差がありわかりやすかった
面白い

船着き場に戻り今度は鳴門大橋の下にある渦の道へ

ここでは海峡の渦潮スポットを45m上から見下ろすことができる

東京タワーのガラス越しに下の景色見下ろすやつと同じのがあって 上から観ても面白い
不思議だ

とにかく風強くて寒かった

東京にいる友達とメールしていたら東京はメチャクチャ暖かいらしい

鳴門をあとにして今日泊まる高知駅へ向かう

高知駅着いたの23時位

途中から乗った特急は車両がアンパンマンのキャラクターだらけでアンパンマン好きにはたまらない

作者が高知県出身らしい

電車の発着音もアンパンマンマーチだった

今日も沢山移動したな

明日は四万十川巡り

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四日目


月の名所と言われ坂本龍馬の銅像がある桂浜に行こうとしてたけど 時間的に無理があり 高知城を観光することにした

実はお城を観光するのは今回初めて

高知城は天守閣が残っていて上まで上れた

天守閣からは高知市街が見渡せる

下に降りて名物だという アイスクリンを食べる

乳脂肪ない いわゆるシャーベット
ユズ味いただいた

ポカポカな日を浴びながら何しよっかなぁって考えてた

鰹食べてないや

近くにこんな時間でもやってる食堂街みたいのがあり そこで 鰹のタタキ丼食べた
味噌汁付きで650円

甘めのたれをかけて食べた

満足していたらテレビで高校野球やっていて やっぱりおっちゃん達が食い入るように見てる

どうやら地元高知の明徳義塾が試合してるそう

一緒になって高知代表応援してた

苫小牧行った時もちょうど夏の甲子園やっていて マー君がいて激闘してた時で電車待ち合わせの時応援してたな

しみじみ浸りながら 観てたけど残念ながら9回裏同点で終わり 電車の時間近付いてきたから移動した

あの試合どうなったのかなぁ

高知駅からローカル電車で窪川に向かう

実はここから今の時期限定でトロッコ車両があって のろのろ走りながら四万十川を楽しむことができる

5年前位からこれに乗りたくてやっと実現した

指定券だけ取れば土佐大正→江川崎間乗ることができる

窓がないし風半端ないけど ばっちり楽しめた
夏は気持ち良さそう

四万十川はキレイな水が流れていて 沈下橋という独特な橋がかかっていたり 素敵な景色だった

夏場には地元のちびっこ達が橋から飛び込んだりしてるらしい

指定券では通路側の席だったけど空いてるから窓側の席どうぞって車掌さんに言われていい席に座ることができた

途中で半家【はげ】という変わった名前の駅があった

平家にまつわる土地らしく 半の横棒一本平行に上にずらしたら平家になる

そうやって平家の名前を何気なく残しているそう

江川崎に着きトロッコ車両に別れを告げ高知へ戻る

この高知へ戻る電車で昨日鳴門で一緒だった家族に再会した
みんなやっぱり四万十川見たいんだ

実は このまま終点の宇和島まで行きそこから松山に行ける

そうすると四国を鉄道で一周したことになる

時間的にも可能だったけど ここで一周したら満足しちゃって 四国にはもう来なそうだから 江川崎で高知に引き返すことにした

高知からはうまいこと京都までの夜行ムーンライト高知の指定券がとれて明日の朝には京都に着く

この電車は510円の指定券あれば青春18きっぷでも乗れる

たったの四日間だけど四国の有名なところ周ることができた 大満足

ムーンライト高知は国鉄って感じのかなりクラシックな車両でホームで待ってる時 本格的なカメラ小僧がパシャパシャ撮ってた

確かに赤いディーゼルカーでブルートレインを引っ張るのってあまり見ないなぁ

夜行まで少し休憩して京都に向かった

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五日目

朝6:40に京都に着いた

実は今日の夜あった予定がなくなりゆっくり帰っても大丈夫なことになり 京都に寄り道してくことにした

パッと思い浮かんだコースがあり それに決めた

まず 清水寺

この自分の思い立った時の行動力にはびっくりする

京都 朝かもしれないけどメチャクチャ寒い

朝の7時台でも観光の人ちらほらいた

2時間しか京都での時間取ってないので 三年坂を下り 歩いて祇園方面へ

そして南座通り鴨川に出たら三条の方へ歩く

実は コーヒーが無性に飲みたくなり 鴨川沿いの眺めのいいスタバに来た

まだ朝で空いていて 地下の席行ったら自分一人しかいなくて貸し切り状態だった

カプチーノをすすりながら 次の予定を考える

京都駅まで地下鉄で向かい 東海道本線の上りに乗り込み 米原→関ケ原→岐阜を通り 着いたのは名古屋

名古屋でも寄り道していくことにした

名古屋は来たの初めて

一度来たかった

駅前はおっきなビル幾つか

モード学園のあるビルはかっこよかった
まだ新しいビルみたい

お腹空いて 名古屋では食事と散歩することにした

乗るべき電車まで残された時間は1時間30分

土曜のお昼時ということもあり 名古屋駅前は地元の人より観光客が多く 食事は駅周辺は避けることにした

地下鉄に乗り 栄って名前は聞いたことがありそこで降りて散歩してみた

繁華街ではあるけど 歩いてたら間違ってピンク街に入ってしまい困った
結構お客さん入ってるパスタ屋さんあった

一通り散歩して また名古屋駅へ

ごはんどこで食べよっかなって探してたら駅出て右側5分位のとこに夫婦でやってる小さな定食屋さんがあった

名古屋らしい味噌カツ定食を注文

味噌汁 ごはんと一緒で 500円 安い

しかもごはんの炊き方上手でごはんがおいしく

味噌汁も赤だしでおいしく

味噌カツもサクサクでおいしかった
なんだか嬉しくて店出る時
「ごちそうさまでした
おいしかったです」と自然と言ってた

時間も予定通りに駅に着きまた東海道本線上りに乗る
浜松→静岡→熱海→大船→新宿

この辺りどっと疲れが出てずっと寝てた

家には21時前には着いた

そっからベッドに倒れ込み 気付いたら寝てしまった

これで今回の旅は終わり

最後 自分の住んでる駅に着いて降りた時に 駆け込み乗車のおっさんがいて 軽く止まってどいてあげたのに 手で払われてどけよみたいなしぐさをされた

非常に残念だった

田舎でいろんな人や物に暖かい何かを感じてきたので 都会で 余裕のない人を目の辺りにすると何だか現実に戻って来たんだなって感じがする

かわいそうなおっさん

この旅で得た大切なこと忘れないで生きていこう

結局青春18きっぷは二日分余った
定価の3倍近く乗って満足だけど4/10まで使えるからどっかいこう

電車代とホテル代だけだと37000円位で済んだ

かなり格安な旅行になった

興味あって時間ある人は是非

春夏秋冬って青春18きっぷの時期があるから

夏は特にオススメ です

次回も旅行のお話です

ありがとうございました

永瀬 幸則

永瀬 幸則

東京調理師専門学校卒業後カフェ レストランなど働いたのち 
現在 南池袋GOCCHI’S所属
多趣味な料理人です

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