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2F/当番ノート

2学期の様子

当番ノート 第26期

早いもので、もう4回目になりました。クラブ主催のイベント、Kendama Fest! Japan X SGも3日後です。

12月にはインドに1か月行っていました。北インドはこの時期、結構寒いんですね。ショールを買って着ていましたが、シンガポールにいると感じ得ない「外に居て寒い」という感覚を久しぶりに味わいました。タージマハルでけん玉を没収されそうになりましたが、中で遊ばないから頼むと懇願して何とか許してもらいました。まさか没収されそうになるとは。。。

そんなこんなで色々なことがあったインドですが、シンガポールに戻ってくると、もう2学期です。忌まわしいHazeも落ち着き、青空が清々しい天気になりました。
2学期には先学期から1つ増やして4コマの授業を取りました。今学期は実質的に英語を使う授業は東南アジアの経済の1つしかなく、残りは中国語を使う2つとインドネシア語1つです。せっかくインドで英語が伸びたのに、英語が退化していく予感です。

けん玉の練習も新学期が始まり、練習日を木曜日から火曜日に変えて、再スタートです。
同時に、Big Project(クラブ主催のけん玉イベントの作戦名)も進めていかねばなりません。高揚感で満ち溢れていました。

Big Projectに向けて
最近こんな動画を見つけました。

https://vimeo.com/159581487

あるアメリカのけん玉プレイヤーがけん玉について語っています。非常に共感できる内容です。

フリースタイルとけん玉道がどっちが偉いとかはありません。互いに学び合えるものだと思います。
日本のけん玉道をシンガポールに教えるという視点ではなく、互いに学びあえるようなイベントになってほしい。
日本はけん玉の歴史が長く、精緻なプレイスタイルがあります。シンガポールでは自由闊達なダイナミックなプレイスタイルがあります。日本とシンガポール、ひいては世界でけん玉のプレイスタイルが交流できればなと思いました。
これがBig Projectにこめた思いです。

どうやって具体化するか。部屋にいたり、散歩をしたり、シャワーをしたり、バスに乗ったり、船に乗ったり、何をしている時も頭に「何をするか」という問いがもたげてくるのでした。

バリからジャワへ。旅行中もBig Project

バリからジャワへ。旅行中もBig Project

シンガポール開催なので、シンガポールでけん玉道をどう持ってくるかという視点で案を考えました。日本とシンガポールのけん玉のスタイルをどう対等に扱うかは思いの他難しいものでした。
最初は日本けん玉協会をお呼びして、ライセンス講習会を開くという案を立てました。けん玉協会には、級位、段位の認定制度があります。この級位、段位の認定が出来る人を育てれば、シンガポールでもけん玉道が継続的に根を張るのではないかと考えました。

ただ、相談する中でこの案は厳しいということになり、新たな案を考えることになりました。
1月のある日、突然以前既に考えたことのあったフリースタイル大会をしたいと思いました。なぜ忘れ去っていたのか全くわからなかったのですが、ある種のブレイクスルーを感じました。この案はそれまでの案の中でも一番、自分たちがやる意味を見出し、さらにけん玉界にとってもいいのではないかと思えたものでした。この案なら、日本とシンガポールのプレイスタイルが互いに交流できるはず。しかも、けん玉の認知度を高められる!

けん玉フリースタイル大会、けん玉パフォーマンス大会、指導会、座談会、パフォーマンスの5つのプログラムをすることにしました。
プログラムは固まったものの、ゲスト、ルール、場所や開催費用はまだ何も決まっていません。この話はまた今度したいと思いますが、波乱だらけでした。

2学期のけん玉練習
Big Projectって、たいそうな名前ですが、練習などの普段の活動の方がずっと大事だと思います。ある友達が言っていました。
「イベントは誰でもできる。根付かせて、続けることのほうが断然難しい」
文化を本当に根付かせるには一回の「かっこよさげな」イベントだけじゃだめなんですね。地に足をつけた普及活動が大切です。
それでも、Big Projectに少し心が傾きがちだったのは反省ですが…

1月末にシンガポール国立大学の日本語クラブ主催のJapanese Cultural Festivalに参加しました。大学の日本語クラブがけん玉のブースを出さないかと声をかけてくれて、参加しました。
朝から夕方までぶっ通しで、2日間けん玉を楽しみました。球をけんに挿せてとても喜んでいる人。人は人を呼ぶで、誰かがやっているとやってみたくなる人。簡単そうに見える、一番大きな皿に乗せる技に手こずりつつも、悔しそうに何回も挑戦する人。最初は遠慮しているけれども、やってみると長い時間やっている人。色々な人がいます。
流石に1日中けん玉を人に教えていると、最後の方は気力がなくなりました…結局、200人以上にけん玉を楽しんでもらえました。

Japanese Cultural Festival @NUS

さらに嬉しいことに、何と、けん玉界では世界的に有名な、Glokenの窪田さんがちょうどシンガポールにいらっしゃっていて、わざわざブースまでお越し頂きました。

KendamaSG作成のビデオ2分33秒からクラブが映っています。
https://www.youtube.com/watch?v=S_y0aHxJX_0

技のレベルも高く、また人を魅了する雰囲気がありました。シンガポール人の子供たちにも大人気です。
Glokenのブログにも書いて頂きました。
https://www.gloken.net/jp/blog/201603231143/

またまた嬉しいことに、このイベントに来てくれた子数人がけん玉クラブの練習に来てくれるようになりました。

イベントから少しした後、思いもよらなかったことが起きました。大学外のけん玉のイベントにクラブとして参加してくれという依頼が来たのです。1つはシンガポールの福祉団体から、1つは東急ハンズからです。この頃から一層人の縁を感じるようになってきました。1学期に信じることにした、「継続は力なり」という言葉の確かさを知りました。なんだかんだ続けていてよかったなと。

3月のPPISのイベントの様子

改めて子供達うまい

改めて子供達うまい

3月の東急ハンズでのイベントの様子
東急ハンズイベント

ここまで進められたのは、自分の力があったとかいうことじゃ全くありません。逆に自分だけじゃ何にもできないんだなという無力感に近いものを感じたこともあります。ただ、自分自身、強い思いはあったと確信しています。思いを持った人がいないと物事って動かないんだなと俯瞰的に見ている自分もいます。人と自分が噛み合って歯車のように回っていった結果ですかね。
どれだけ思いがあっても結果が出ないと自分の満足感以外には何の意味もないかもしれません。それでも、強い思いは何かいい結果を引き寄せるのかもしれません。世の中そんなに甘くはないと思いますが、このクラブ活動を通じて少しそう信じられた気がします。

人の縁ってすごいなと思います。続けることってすごいなと思います。
本当に色々な人に協力してもらって、ここまで来れたなと思います。

さて、最後になりますが、3日後のイベントKendama Fest! Japan X SGの宣伝をしたいと思います。
日時:2016年4月30日(土曜日)
時間:午前10時から午後5時
場所:Bukit Merah Community Centre
最寄りのMRT駅:Redhill

「日本とシンガポールをつなぐ」というテーマで、けん玉のイベントを開催します。けん玉協会から、2人のプレイヤーをお呼びします。SJ50(日本シンガポール国交樹立50周年事業)として採択を受けました。
内容は、フリースタイル大会、指導会、座談会、団体パフォーマンス大会、向井六段とシンガポールのけん玉団体によるパフォーマンスです。Lucky Drawには豪華賞品もあります。
けん玉が好きな人、日本文化を知りたい人に限らず、全ての人に開かれているイベントです。シンガポールにいらっしゃる方は是非お越し下さい!
詳細な情報は、FacebookのイベントページまたはKendama Club EnのInstagramをフォローをお願いします!
https://www.facebook.com/events/1703933343182294/

松尾 健司

松尾 健司

けん玉歴15年。小4のときにけん玉4段を取得。交換留学先のシンガポール国立大学(NUS)にてKendama Club Enを立ち上げ活動中。4月30日にシンガポールにて、Kendama Fest! Japan X SGを開催する予定。
他に鉱物採集、語学、旅行を趣味にしている。

Reviewed by
青木 直哉

続けられるものごとというのは、大小の差はあれ、必ず、「想いを持ったもの」である。
小さくても、火がついている。
火のあるところには、自然と人が集まってくる。

記事で、アメリカのけん玉プレイヤーが紹介されています。
日本人には「基礎の正確性」や「ひたむきさ」があると言っていました。

ジャグリングの世界でも日本人は「正確さ」「ひたむきさ」で知られているフシがあります。
また、実は世界でもトップレベルのジャグラーを多く輩出していたりもします。
単純に、ダイナミックに数を多く投げられるということでいえば、アメリカやヨーロッパ出身のジャグラーに軍配が上がります。
しかしもっと手の込んだ「その人独自の色」が出るようなジャグリングにおいては、日本も負けていません。
技術も最先端。
いまや日本のジャグリング大会は、世界のジャグラーから「一度は行ってみたいクレイジーなフェスティバル」と認識されています。

いやはや。
同じもので世界中から人が集まって盛り上がれるって、むちゃくちゃ面白いですね。

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