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2F/当番ノート

ファシリテーションとの出会い

当番ノート 第27期

少し、だけど遥か昔のよう。

僕は子どものころ、
クラスのみんなと同じになりたいと毎日もがいていた。
小さな集団が、あの時の僕の全てで、
そこに居場所を作るためには、
波風を立てずみんなに合わせる方法が
一番だとそう思っていた。

赤面症で、人前で失敗を犯すことの方が恐ろしく、
周りからどう見られているかを自分でも嫌になるくらい
意識していて、今、思えば自分で勝手に作り上げた
脅迫じみた固定観念と向き合っていたんだと思う。

そんな事しなくていいのに。
そう思えるようになったのは、最近になってからだ。

当時は、そんな余裕はなくて
小さなノートを買って、
どうしたら人と仲良くなれるか、
どうしたらコミュニティの中で
自分のありたい姿でいられるか、
そのためには日々どんなマインドでいたらいいのか、
そんな事を子どもなりに必死に
ノートに書き出していた。

知識はなく、経験のみで考えていたので
今見返すと、書いてあることにはすごく偏りがある。
でも、自分がこの世界でどう在りたいのかを考えた時間の質は、間違いなくこの時が1番濃密だったと言える。

そんな僕が、ファシリテーションという言葉に出会ったのは大学生になってからだ。
3回生のゼミの授業で、唐突に説明されたこの言葉。
人生で初めて体が震える衝撃を受けた。

自分が学びたかった事にもう名前がついている。
それだけで感動した。
そしてこれまで自分1人で抱えていた悩みを
誰かと共有できた気がして、
とても気持ちが楽になった。

この時感じた気持ちは、
5年がたった今でもありありと覚えている。

ファシリテーションを学んでいこうと決意した日。
ここからいろんなことが始まっていく。

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今回当番ノートを書く機会をいただきました
石橋智晴です。
自分のこれまでをふりかえりつつ、
自分でも丁寧に説明できない
ファシリテーションについて
整理しながら書いていこうと思います。
よろしくお願いします!

いしばしともはる

いしばしともはる

NPO法人EN Lab.の理事として全国各地の企業や団体で、まちづくり、組織開発、教育分野を中心にグラフィッカー、ファシリテーターとして活動中。年間100ヶ所以上でグラフィックファシリテーションを用いた場づくりを行っている。また、ファシリテーションの教育現場での活用と、公務員の新しいキャリア形成に向けて2016年4月からは小学校教師として教壇に立っている。

Reviewed by
岩本 悠

ファシリテーション。
facilitate(容易にすること、簡易化、助成、助長など)が語源とされている言葉で、一般的な意味としてはそういう「能力」を指す、らしい。

らしい、というのは自分がとてもその言葉に対して素人だから。
なんとなく聞いたことはあるけれど、正直あまり気にしたこともありませんでした。言葉の意味だけで考えてみると、コミュニケーションとかディレクションとか。そういった言葉とも重なった部分がありそうだなぁという印象です。

場を円滑に進める。その場を活性化させる。それは今ある状況を良くしようという、前に進めていこうというものですね。
難しく考えようとすると、企業とか会議とかそういうとてもオフィシャルな「場」の流れを捌くように思いがちですがきっと何気ない生活の中にもこういうものはたっぷりと潜んでいる気がします。
人は一人で生きている訳ではないのだから。

現在は先生をされているいしばしさんのお話を、生徒になった気分で聞いてみようと思います。

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