当番ノート 第26期
やっと、半年間準備してきた、Kendama Fest! Japan X SGが終わりました。シンガポールはここ最近、午前快晴、午後土砂降りの天気が続いていたので、午後の天気が心配でした。それでも、無事何とか雨が降ることもなく、多くの方に来て頂きました。 まずは、御礼を言わせて下さい。ゲストの方、協賛会社、来場者、支えてくれた方々、そしてチームのメンバーなしには、成功どころか、成り立ち得ないものでし…
当番ノート 第26期
弁論部はぼくと先輩の2人だけだ。いつからか、大会前になると先輩から毎晩のように電話がかかってくるようになった。彼女は決まって「落ち込んでない?」とか「とにかくリラックスしなきゃ」と言い、大会に向けての意気込みなどまったくない自分は電話口でいつも困った。そのうち彼女は自分が今いかに忙しく充実しているか、弁論部のほかに実はバンドもやっているという話を始めた。形の大きなメガネで級長風イメージの彼女の、そ…
当番ノート 第26期
あなたはどんなひと と訊かれたら 写真を撮るのが好き ということくらいしか答えられない フォトグラファーと名乗るのに違和感があるし 写真家でもないし 写真愛好家でもない 写真で 誰かに何かできるとも どうにかなりたいとも思っていない 人と向き合って撮ったり 誰かの為に撮ったりする事はうまくできない 私は私のためにしか写真を撮れず それは私を記録する手段なんだろう だからたとえば 絵を描くことも文…
当番ノート 第26期
あたりまえに大切にしてた日常がある。 たからさがし。では、繰り返す日々でも、そこにしかない”たから”や誰かの大切なものを見つけて、繋げて、活動してきた。 どこに行っても、感動するものはたくさんあって でも、だからこそ、私たちの始まりの場所、熊本の良さは何度も実感してきた。 大好きで、心地よくて、キラキラしてる、わたしたちの大切な場所。 熊本地震から2週間がたった。 2週間よ…
当番ノート 第26期
人が溢れているからだろうか、東京では喜劇に出くわすことが多い。 新宿、渋谷、池袋、上野、北千住、高田馬場、中野、新橋、高円寺。 人工と自然、ビルと横丁、先端と古典、除菌と汚物、宝石と石ころ、人間と鼠。 いろんなものが隣り合わせになった、ごった煮の街。 こうした街で暮らしていると、「いったいあれはなんだったのだろう」と思う光景に出くわすことがある。 唖然とするよりも前に、笑わずにはいら…
当番ノート 第26期
早いもので、もう4回目になりました。クラブ主催のイベント、Kendama Fest! Japan X SGも3日後です。 12月にはインドに1か月行っていました。北インドはこの時期、結構寒いんですね。ショールを買って着ていましたが、シンガポールにいると感じ得ない「外に居て寒い」という感覚を久しぶりに味わいました。タージマハルでけん玉を没収されそうになりましたが、中で遊ばないから頼むと懇願して何とか…
当番ノート 第26期
高校1年生のとき。ドイツのインディ・レーベルから出たコンピレーションの日本盤が、なぜか地元の山野楽器に入荷され、何気なく試聴してその場で電流が走った。自分が聴きたかったのはこういう音楽だ!と感激し、その日本盤を出しているレーベルに感想文を送った。その後、いろいろな縁が巡ってそのレーベルオーナーと電話で話す機会が訪れた。当時の自分はもっと色々な音楽を聞きたかったので、インディ系の音楽を扱っているレコ…
当番ノート 第26期
誰もいなくなったカーテンの無いへや 踏まれて茶色くなった木蓮の花びら ひとりぼっちの白鳥 部屋のすみで干乾びたみつばち もう使われることのない椅子と机 公園で捨てられたうさぎのぬいぐるみ 孵ることのなかったちいさな卵 割れた蜂蜜の瓶 送らなかった手紙 読まれなかったことば 捨てられて散らばったチューリップの花束 冷めてしまった野菜スープ 夢の中で撮った写真 森に残された動物の真っ白な骨 人が訪れる…
当番ノート 第26期
たからさがし。の私たちの 一番のアイデンティティは「笑顔」だと自負している。(笑) つぼが浅くて、ちょっとしたことでも笑える私たち。 2人でいれば、周りに飽きられるレベルで、 ずーっと笑ってる。 (ちなみに上の写真は、スマイルフォトグラファーの友達に 笑い過ぎて上手く撮れない!!って言われた時の写真) そういえば、たからさがし。を始める前も 周りに2人の雰囲気って似てるよねっていわれることが多かっ…
当番ノート 第26期
信じ難い悲劇が起こるなら、 信じ難い奇跡の一つくらい。 何の褒美か。 冬の凍えるような満月の夜。 ある国のトップに、月からお告げが。 月「たった一つだけなら叶えてやりますよ、沈む前に決めてもらえるなら」 トップは、真冬の空のもと街中を歩いていた若者を5人呼び集め、月からのお告げを伝えた。 トップ「お告げを国民に公表しては争いの火種になる。わしには決められな…
当番ノート 第26期
こんにちは、松尾です。 シンガポールにいると、本当に季節感を感じないものです。日本のFacebookの友達が投稿した紅葉の写真に殊更に秋を感じてしまった11月です。 12月のある日、道路を歩いていると、反対側でスコールが降り始めているのが見えました。対岸の雨!30秒後、スコールがこちら側にも襲いかかってきました。天気の変化を1メートル単位で感じられるとは思いませんでした。 その日食べた、炒果条はペ…
当番ノート 第26期
ミスター・チルドレンの4thアルバムが出るというニュースを音楽雑誌で知り、そこには「人気爆発確実」みたいなことが書かれていた。雨の降る中、その人気爆発確実のAtomic Heartというアルバムを地元のCDショップで買い、自転車のカゴに入れた。帰宅中、カゴを上から覗き、袋からチラリと見えたCDケースは見たことがない色をしていた。カラーケース初体験だったのだ。紺地に小さなフォントが乗せられただけのミ…