当番ノート 第63期
さて、今回は暮らしの中で生まれる「いつもの」の話です。 みなさんにもそれぞれの「いつもの」があることでしょう。お互いの実家をベースに始めた私たちの暮らしですが、時が経つにつれ自分たちのオリジナル要素も増え、そのことに暮らしの実感を得てています。(実家では父の希望でトイレットペーパーはシングルでしたが、今は夫の希望でダブルだったり…)漫画ではくわしく描いていませんが、暮らしの数だけ定番メニューもある…
当番ノート 第63期
さて、今回は暮らしに欠かせないスーパーの話です。 今の家で暮らし始めてしばらくの間は一番近いスーパーに通っていました。比較的大きめで良いところも多々あるのですが、野菜だけはいただけず、うっかり傷んだものを買ってしまっては悔しい思いをしていました。 他にもスーパーはいくつかありましたが、いずれも駅寄りで仕事帰りには良いけれど休日赴くには少々骨で、また一週間分を買い溜めるので近い方が良かったのです。 …
当番ノート 第63期
さて、今回は暮らしている街のシンボルの話です。 今私が暮らしている街のシンボルはなんと言っても川。川にかかる橋からの景色はとても良く、川沿いの遊歩道ですぐ横に川を眺めながら歩けるのも気に入っています。こんな景色が見れる街で暮らせるとは…と毎回噛み締めてしまいます。 ただし、もちろんデメリットも…川があるということは水害とは隣り合わせ。数年前の大雨では浸水した遊歩道の写真が多数SNSにアップされまし…
当番ノート 第63期
さて、今回は暮らしている街の話です。一緒に暮らそうと決めて手探りで動き出したころ。私の住む区の不動産屋に行ったあと申し訳なさそうに「会社の近くに住みたい」と切り出した夫の姿が印象的でした。 夫は実家から職場まで遠く通勤時間が負担になっていましたが、自分の都合で街を選ぶことに抵抗があるようでした。 一方の私は、知らない街で本当にいちからふたりで暮らしをつくるんだと、そのとき急に実感が湧き出してドキド…
当番ノート 第63期
こんにちは! 橋本ライドンと申します。 本日から2ヶ月間、週1回エッセイ漫画を連載させていただくことになりました。 メディア名である「アパートメント」にちなんで、暮らしの中で得た実感を描いていきたいと思います。 さて、今回は引っ越しの時の話です。 実家を出てから勝手が変わって不便が多く、また驚くほどのスピードでたまっていく髪の毛やホコリに、マメなメンテナンスの上に暮らしが成り立っていることを感じる…
当番ノート 第62期
劇場で映画を観ることが好きだ。もっというなら、鑑賞直後に映画パンフレットを読むことが好きだ。 連載の最後は私が制作に関わった2作品。書籍デザインがメインの業務なのですが、実はいくつか本当に映画パンフレットを作っていました。 『ゾンからのメッセージ』 20年前から謎の現象「ゾン」に覆われた夢問町。かつてゾンの向こうへと旅立った人は帰ってくることはなく、今ではゾンの向こう側へ行こうとする人もいなくなり…
当番ノート 第62期
劇場で映画を観ることが好きだ。もっというなら、鑑賞直後に映画パンフレットを読むことが好きだ。 連載で取り上げている作品の公開年から察している方もおられるかもしれないが、私が劇場に足を運ぶようになったのは最近のことだ。記録をつけはじめたのは2016年あたりからで、それ以前はことさら気になった作品を観に行くことはあれど、足繁く通う習慣はなかった。きっかけは、働きはじめてお金に余裕ができるようになったこ…
当番ノート 第62期
劇場で映画を観ることが好きだ。もっというなら、鑑賞直後に映画パンフレットを読むことが好きだ。 だいたい年間に30〜35本くらい観るので、たまに「けっこうお金がかかりません?」と言われることがある。いやいや、と首を振ってはいるのだが、考えてみたらそれなりに使っていると思う。パンフレットが複数バージョン出ているとたいていは特装版やら豪華版やら、高価な方を買うことにしているし。そちらの方が内容に即した付…
当番ノート 第62期
劇場で映画を観ることが好きだ。もっというなら、鑑賞直後に映画パンフレットを読むことが好きだ。 パンフレットを収集して困っていることがある。保管方法である。はじめのうちは本棚に収納していたのだけれど、判型がとにかくバラバラでちっともきれいに収まらない。縦型のA4やA5などのわかりやすいものであればまだいいが、#1『花束みたいな恋をした』などの横長ものも、#3『永遠に僕のもの』のようにそもそもが小さい…
当番ノート 第62期
劇場で映画を観ることが好きだ。もっというなら、鑑賞直後に映画パンフレットを読むことが好きだ。 今回はちょっと長いのでさっそくいきます。そういうわけで、私が手に入れた映画パンフレットのなかで「このデザインは素敵だな〜!」と思うものをいくつか紹介します。挙げるパンフレットは映画の内容に絡めたデザインもあるため、内容に触れる記述が多分に含まれます。あらかじめご了承ください。 今回は文芸の棚に並んでいても…
当番ノート 第62期
劇場で映画を観ることが好きだ。もっというなら、鑑賞直後に映画パンフレットを読むことが好きだ。 自分勝手な理由で、ほんのちょっとだけ、レジ袋有料化を恨んでいる。施行前にパンフレットを買うとほとんどの場合がはじめからビニール袋に入っていた。少しだけ袋から中身を出して「お間違いありませんか?」と確認する流れ、あるいは確認すらしないこともあった。袋から取り出してはじめて全貌がわかる楽しみがあったのだ。マイ…
当番ノート 第62期
劇場で映画を観ることが好きだ。もっというなら、鑑賞直後に映画パンフレットを読むことが好きだ。 最近ではNetflixやDisney+などの台頭もあってか、パンフレットがはじめから制作されていない作品をしばしば見かけるようになった。2月に公開された『アンチャーテッド』や昨年の『最後の決闘裁判』『フリー・ガイ』など、制作会社や配給がどういう形で関わっているのかはわからないが、やっぱりすこしさびしい。そ…