当番ノート 第23期
When Where Who The Period, The Place, The Person あの時期あの場所あの人 【第四回:2004サンパウロ 】 2004年サンパウロのあの人は 辛い時も笑顔を心にもち続けられたら 大丈夫、Tudo de Bomよと笑ってくれた。 楽しいとき、辛いとき、様々な凝縮された時間を過ごした 仕事場を辞めるのが決まっていたある日、 ブラジルで暮らす友人から送られて…
当番ノート 第23期
東京に暮らしていた頃の僕は人間というものをやめたくなっていた。それは何度もあった。人間をやめるというのはどういうことなのか、それもうまく説明することはできないのだけど、それは死ぬこととはちがう。死ぬことは死ぬことであるにすぎないから、それは人間をやめることとはちがうような気がする。僕は何度も人間をやめたくなった。それは、還りたいという言葉には親しい感情のようなものだったといまの僕は記憶している。僕…
当番ノート 第23期
やあ、もうすぐハロウィンをひかえたこんにち、コスプレが市民権を得るとともにハロウィン認知はすすんですっかりコスチューム・パーティー、もしくはイケナイ遊びの口実になりましたね。 私は、2000年代くらいのゲームオタクでコスプレイヤーだったので手作り衣装や造形物に気合いをいれてイベントに繰り出しておりました。 スクール・カーストでは不可触民でしたから外見にコンプレックスが大変多かったのですがいまや余裕…
当番ノート 第23期
よくパッサカリアやシャコンヌなどの通奏低音音楽を聴く。 幼い頃、僕はあまり病気をしない方だったけど、年に一度は必ず高い熱を出した。そういう時は枕元にラジオがあったから、部屋の天井の木目を見つめながら、ずっとそのラジオを聞いた。NHK。ニュースで一連の出来事が述べられた後、朗読の時間があって、「なめとこ山の熊」だとか「山男の四月」が、少し怖そうなおばさんの声で朗読された。その後、決まった時刻がくると…
当番ノート 第23期
僕は猫が好きだ。 ただし、直にふれあうことはもう叶わない。 ある日、猫アレルギーになってしまったからだ。 あの日のことを思い出すと、今でも悲しさに包まれる。 僕は、小さい頃から猫と一緒に多くの時間を過ごしてきた。 始めて飼うようになった猫は小学生の頃、妹と一緒に道のり2kmの通学路を歩いている時に出会った。 家までもう少し、最後の400mというところだった。 おもむろに一匹、きれいな白い猫がそこに…
長期滞在者
職場に去年から入ってきた若い女子が、聞けば相当ディープにプロ野球の、しかもここは関西なのに北海道本拠のファイターズの大ファンなのだという。タイガースかバファローズなら観戦も楽なのに、因果なことである。 もちろん定期的に北海道にも行くし、普段は京セラドームのバファローズ戦に通い、超望遠レンズをレンタルし、記者席横の特別ブースの料金を支払い、ファミリー向けの小さな一眼レフ(EOS kiss X7)をレ…
当番ノート 第23期
When Where Who The Period, The Place, The Person あの時期あの場所あの人 【第三回:1996バンクーバー 】 1996年バンクーバーのあの人は アイデンティティが国籍や民族性だけでないことを 気づかせてくれた。 霧の多いカナダの島にある高校を卒業して、カナダ第三の都市、 バンクーバーの大学に進学する事を決めた。 ブリティッシュコロンビア州。ブリティッ…
長期滞在者
大阪の吹雪大樹さんが主宰しているギャラリーアビィでは、感想カードが備え付けられていて、作家が不在の時や直接話すのが苦手、という人はそこに展覧会を見て思ったことを自由に書いて、会場を後にするというシステムがあります。 先日吹雪さんのツイッターだったと思うけれど、その時に開催していた展覧会の感想カードが、私の予想を遥かに超える膨大な量の紙の塊のようになっている図像を目にして、思わず声を上げてしまいまし…
当番ノート 第23期
拝啓 名も無き人々へ おおまるこさんのツイートに導かれて今夜は岩田慶治さんの本をもそもそと読んでいる。そうしたら「根の国」のはなしが目にとまった。天上と地上。その下にある地下。地中。「根の国」。 三元の世界はでも、天と地が一であるならば、それは二 。「根の国」には何度も行ってきたから僕はそれをよく知ってる。 それでいまでは、地上と地中の日本神話の二元世界がほんとうは一の世界であることも知ってる。地…
当番ノート 第23期
ビンディーはもともとヒンドゥー教寺院に参拝するとおでこに塗ってもらうティラックの印(色付きの泥のような)の 発展型だとおもうけど、これは信仰を表すとともに魔除けでもあるが もともとは瞑想中に第三の目”アギャ・チャクラ”の点が熱をもち、脳を傷つけてしまうので白檀を塗って冷やす、というものであったという。 現在、どの瞑想でも塗るわけではないので、熱を持つのはたしかだが本当に脳を…
Mais ou Menos
———————— まちゃんへ 今日、『ゴーン・ガール』という映画を見ました。デイヴィッド・フィンチャー監督のミステリーで前から少し気になってたやつです。で、見ながら、まちゃんが1番嫌いなタイプの映画だなと思いつつも最後まで鑑賞したんですが、これサイコ系映画だった。そして胸糞悪い気持ちになった。 一言でい…