当番ノート 第4期
これが9回目、最後の当番ノート。 涙もろい。これが私。 私は映画やテレビでとんでもなく涙もろい。 映画やテレビだけではない。本も。日常も。 例えば本編が始まる前の映画のコマーシャルでさえ、そのシチュエーションから涙を流す事もしばしば。これは子供の頃からで、頭で考える前に涙が出ていると言った方が正しい。なので友達にも「なんで泣いてるのー?!」と言われても、その瞬間どうして涙したのか、うまく説明する事…
当番ノート 第4期
「勧善懲悪ってさあ。みんな好きなわけじゃない。でもさあ、博之さん。あんたの場合、完全超悪だよ。今これ漢字に直すと全然感じが違ってくるんだけど、そのフィーリング感じてくれてる?」 「キ、キキさん!いつからココに!!いるかな??ココに!!」 「いるかいらないかで言ったら、キキさんはいるよ。でもオンバの写真は今はいらない。分かるよな、博之。」 「ええい。もうこうなった以上は仕方あるまい。かくなるうえはー…
当番ノート 第4期
直面する壁に 三つの梯子が付いて在り 例えば私は 真中ひとつに位置をとり 上の盤石な 鉄のひとつに触れて錆を手に先に行くのか 下の拉げた 鉄のひとつに触れて錆付いた私を歩くのか 僕はまず、自分の手帳を開けてみた。八月と九月のページを。 「白いページの余白に」を書いた時、相方のお父さんの四十九日だった。 「一切を無言で。」を書いた時、海に野営に出掛けていた。嬉しいのに、で…
当番ノート 第4期
1988年とか89年頃のことです。写真術誕生150年の節目という時期でもあって、東京では大きな写真展がたくさん開催されていました。 記憶に残っているのは、銀座の松屋デパートで、エリオット・アーウィット、ブラッサイ、アジェ、あとは池袋のセゾン美術館でも大きな写真の企画展をやっていました。プランタン銀座で開催された日大芸術学部と東京工芸大学の所蔵するオリジナルプリントが一同に展示される、という企画展も…
当番ノート 第4期
す、すいません…!生きてます! 締め切りを大幅に遅れてしまった。。。 今までこのアパートメントの連載で、とばした人っているのかな…? 危うく、、、やってしまう所でした。 というわけで、しばらく関西にいたんですが、昨夜遅くに東京に帰ってきて、いま浅草六区のマクドナルドにいます。 ようやくWi-Fiがつながった〜! 今日はなんで浅草にいるかっていうと、cakesという所で書いた「東北」(https:/…
当番ノート 第4期
透明な灰皿は、 短くて くしゃっとしたタバコでいっぱいになっている。 この部屋には二人のタバコの匂いが染み付いているんだろうけど、 私たちしか入ることがないので、そんなことはどうでもよかった。 私はあなたよりも先に目覚めていて、 ベッドの上でぼんやりと天井を眺めたりしている。 なんとなく顔が見たくなった。 寝息をたてているあなたの顔を見ていたら、 あなたは私の気配を…
当番ノート 第4期
私の勘違いで今日が私の担当分最終記事と思い 最後くらい日記的に自分の好きな事に関してばばばと書こうと書いてしまったら、あと一回ありました。 でも書いてしまったものなので公開します 長文なので 読みづらくてごめんなさい そして写真も携帯やかなり古いコンデジでとったものなどばらばらで 見づらかったらまたまたごめんなさい * 写真などという一人でできる表現をやっ…
当番ノート 第4期
午後、ブラジルのサンパウロからフランス、マルセイユに帰ってきた。 サンパウロでは夏日に恵まれた。 それまでのブエノスアイレス、ポルトアレグレの春は晴れの日が少なく、気温もぐぐぐと低かった。 初春にもかかわらずサンパウロは35度まであった。 なんて巨大な街なんだ。 ぱっと街を見上げると日本みたい。高層の建物が似ているからか。 一瞬どこにいるのかわからなくなる。 3年前に来た時もそうだった。オフィス街…
当番ノート 第4期
「で、ネジー。ニノが向かった先は本当にこの島であってるのか?」 「おそらく。フェリーにこのような紙切れが落ちていました。最初は子どものイタズラかと思いましたが。」 森田は紙切れをじっと見つめる。そこにはこう書いてある。 アイコー印刷 営業部長 二ノ宮敬二 43歳 「森田刑事。しかしですよ。持ち出しの現行犯で逃亡している男が、こんなものを」 「ちょっと待ってくれ!」 「刑事!」 森田は勢いよくフェリ…
当番ノート 第4期
指で掘る|干上がり|瓦石|あなたは寝なければならない|私を裏切るかもしれません|輪転|今朝は風を感じること|可能な伝送|岩礁|九月|私が見ていたのは|泡沫|だれにでもわかることばをつかいなさい|眩暈|そこにしゃがみ込む|磁場|思考回路|混濁|忘却|置換|すべての拙さ|咽の渇き|相関するのは|微細な|裸眼で滲む|点景|線と面と|無縫|分割する必要はありません|鳥の飛跡は虚空|海猫の亡骸に滲む赤い…
当番ノート 第4期
ルーニィ今年最後のギャラリー企画として愛知県在住の写真家、上野龍展を開催しました。元・即興演奏家の上野さんにちなみ、写真家自身のプロデュースによって、ホンモノの音楽家による演奏会を開催しました。4度開催されたうちの初回は、アルトサックス奏者の坂田明さんでした。 「向かうところ客なし」などとジョークを交えつつも、大きなプロジェクト以外にも、ぼくたちのようなとても小規模な空間でも頻繁に演奏をされていま…
当番ノート 第4期
いま東京を離れ、関西に来ています。 それで自分のパソコンが使えないから、ここにログインするのにもわざわざグーグルのトップページから 「アパートメント」て入れて辿り着くんだけど、「アパ」て入れただけで予測変換の一番上に「アパートメント」が来るんだから やっぱここはすごいな、ていう話じゃなく、「アパ」て入れた時の予測変換の一番上は「アパホテル」だった。 それで少しの間アパホテルのホームページを見てたん…