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2F/当番ノート

世界はシンプルなのだと思う。

当番ノート 第30期

こんにちは。
Tomomiです。

1/13の金曜日に、高円寺のBnA hotel koenjiのバーを借りて、1日バーをやってきました。

その名もfutsukoto night

世の中にはふつふつしている人が多くいるってことで、煮込んで美味しくしようというコンセプトに、結構気楽なノリで決まった企画。

元職場の友人と、その長年の親友とが牛スジ煮込みなどを作ってくれて、約5時間ほどやりました。

第1回でしたが、非常に多様な方々が集まってくださり、あっという間の時間でした。

特別なことはそこまでやっていない、と思いつつも、人が集まるとそこはやっぱり暖かくて力のある場になるわけで、
たまたま私がきっかけかもしれなかったこの場で、自然とつながって行く人々。

カウンター越しにお客様を眺めるというのはvibar以来なので1年ぶり。

私はこのカウンター越しに展開される人間模様が本当に好きなんだなと、改めて感じた日になりました。

世の中にはマジョリティとか、マイノリティとか何かしらくくる言葉がありますが、こうやってカウンター越しに眺める風景には、みんな個性豊かな”1″であって、1がつながって世界はいろんな形が出来上がっているんだな〜と。

自分が作ることになったこの場が、誰にとってもセーフティで安らげる場所で、許される場であればいい。
若い頃は、世界すべてを私が変える!
みたいな野望はよくちらついていたけど、そんな気張らずに、私の手が届いて、牛スジ煮込みを置けるくらいの距離感の方がちょっとでも豊かな時間を過ごしてもらえれば。
肩書きをポンと置いて、お互いに耳を傾けて。
それを地道に繰り返して行ったら、最初は1でも、1が2になって、2が4になって。
また振り返ったら、ああこんなにいろんな素敵な人がいるんだなと思ってそれを誇らしく思える。

そういう時間をまたこの1年の初めに過ごせたことがとても嬉しかったです。

やっぱり私は人が好きなんだなと。

洋服とか雑貨とか眼鏡とかを過去に売った経験での話にはなるけど、
「これいいんですよ!世界で一番!どこにもないのよ!」
っていうのを売りにする時代ではもうなくなっていて、
「そこが好きなのよ〜何でかっていうとね〜」
と、自分が好きだと思うもの・こと・そしてひとの等身大を素直に認めて、
それを受け入れて、好きだってことを伝えたい。

で、好きなもの・ひと・こと同士も好きあってほしい。

それだけで、少なくともその場はすでに平和が成り立つと思うのだよね。
俺が俺がなんて頑張らなくてよくて。

そう、世界はシンプルなのだ。

最近、そう悟ってならない。

それは断捨離とか、部屋の中がすっからかんとかそういうミニマムな意味ではなくて。

シンプル。
でも、そこまで行くにはただぼーっとでは行き着かない。
濃厚なものを経験して来た上で出来上がるシンプル。

そう、世界はシンプルなのだ。

複雑風。
人はそうやって生きようとするのが好き。
これはきっと美学の問題。

今の私はどうしたいかっていうと、シンプルに生きたい。

make me simple.

スッキリした朝の広く感じる青空のような、今日はそういう気分。

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つなぐひと
今井朝美
Tomomi Imai
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team wain Tomomi

team wain Tomomi

ものことひとを”つなぐひと”。
青山学院大学教育学部・同校大学院総合文化政策学研究科卒業。
オーストラリア・シドニーへ留学。他にもバックパッカーや旅行を通じて今の所25カ国。
飲食、ファッションコンサルティング、デザイン、アパレル、小売、教育、不動産など様々な分野を経験したのち、2014年に25歳でフリーランス「つなぐひと」として一度独立。
webデザイン、イベントディレクションを経て、2016年に押上にて「coworking atelier & cafe ViBAR」開業。
一度会社員に戻り、またフリーランスとして戻ってきたひと。

Reviewed by
たからさがし。

シンプルさとは、ただ無駄のない生き方と思っていた。気がつけば色んなものを詰め込んでいる私の世界とは正反対のような。

だけどimaiさんのいうシンプルは、"濃厚なものを経験して来た上で出来上がるシンプル"

ただ最初から、自分に必要なものだけを切り取ってシンプルにみせるのではない。そこに行き着くまでたくさんの濃厚な経験や時間があって。そうして生まれるシンプルさだからこそ、美しい。

そしてその美しく崇高なシンプルさを持っている人はとても強く素敵だ。

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