好きな色は?と聞かれるとたくさんありすぎて困ってしまいます。翡翠の緑色も好きだし、渋い樹脂の灰色も好きだし、バラの深紅色も好きだし、南の島の海のいろいろな青色も好きだし、冬の海の色も好きだし、、、でも、何色であろうと半透明には無条件に惹かれます。磨り硝子、雨の日の曇った窓、トレーシングペーパー、そんなものを通して向こうを見ると、見えるようで見えない不思議さと、ものの輪郭がぼやける感覚になぜかとても心が惹かれるのです。
プラバンは小学校のころに流行っていて、平面に描いた絵や文字がキュッと小さく縮んで少し立体的になるのが面白くて、ともだちとキーホルダーを作ったりしていたのですが、最近また、紙に描くのとはちがった半透明の質感が得られるのが楽しくてときどき作っています。
オーブンの温度によってはぐにゃりと曲がってしまったり、小さな気泡がたくさん入ってしまったり。。。
パラフィン紙を胡桃の渋で染めて封筒を作り、プラバンの切手をつけました。
この封筒にメッセージを入れて、、、郵便ポストに入れたことはありません。直接手渡しです。。。メッセージも透明のインクで書いてあぶり出しにすればよかったかな。
ボタンを作りました。普通のボタンではなくて1から8までお話になっています。だからオハナシボタン。
オーブンで焼いたあと、日に透かして見る。
上はオーブンで焼く前のプラバンです。描いた絵に少々の粗があってもオーブンで焼くと縮まってあまりわからなくなります。
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上のプラバンを焼いて出来上がったシリトリボタンです。シリトリ、ではじまり、リモウコ(逆さまに読んでください)、コブタ、タヌキ、キツネ、ネコ、コイ、イノシシ、でまた最初のシリトリ、に戻ります。
白黒の不透明バージョンも作ってみました。やっぱり透明なほうがいいなぁ。。。