さて、今回は暮らしを脅かす「夏の魔物」の話です。
夏の魔物とは…即ちセミ! 漫画にも描いているので虫の話や絵が苦手な人は残念ですが見送ってくださいね。
連載第二回目で「ある一点を除いて住まいにはとても満足している」と書いたことを覚えている方はいらっしゃるでしょうか。我が家における最大の不満ポイントは虫が出やすいこと。その最たるものがセミなのです。
なぜ虫が出やすいかというと、近隣に緑豊かな公園があるため。一見良いことのように思えますが、同時に虫リスクが格段に上がることを今の暮らしで痛感しています。住宅街の中の公園のため、余計にセミが一点集中しているのでしょう。
夏のベランダには毎日セミが訪れ、洗濯物や壁にひっついて鳴き散らします。遠くから聞こえる鳴き声は「夏だねえ」と風物詩にできますが、こうも間近だと純粋な騒音。体も大きいので向かって来られると普通に怖いです。ベランダに出るときはまずは網戸を薄く開けて腕だけを出し、布団叩きをめちゃくちゃに振り回して追い払った後、室内にセミが入らないようこまめに閉めながら出入り。真横の壁が死角なので、一歩踏み出した瞬間に横から飛び立たれ情けなく叫ぶこともしばしばです。
近くにこんなに木があるのになぜ…と柵から下を覗くと、下の階の壁にもびっしりセミがくっついているのを見てゾッとしたのを覚えています。壁から樹液でも出ているのかもしれません。
この記事が公開される頃にはセミが活動し出す頃でしょう。セミへの文句であれば一万字以上はいけそうなので今回はこの辺で…