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2F/当番ノート

最終回「暮らしの実感」

当番ノート 第63期

「暮らしの中で得た実感を描いていく」ことをテーマに始めたこの連載もいよいよ最終回となりました。締めくくりにふさわしい実感とは…?

最終回-01 本当はこの倍置いてました
最終回-02 自分で散らかしては片づけている

数ヶ月間ずっと忙しかった時期があり、買った消耗品が入ったビニール袋をそのまま床に置きっぱなしで暮らしていたことがありました。片づけなければ、という気持ちはあったので申し訳程度に袋ごとにジャンル分けしたりしなかったりで、ズルズルとついそのままに…

つい最近になってようやく整理整頓+収納スペースの見直しをしてだいぶスッキリしました! 我が家では家事などを行なった際、自分の手柄として相手に報告する習慣があるので、夫に新しい収納場所と施した工夫の説明を2回くらいして手柄を主張しておきました。
しばらくの間はそれまで袋まみれだったゾーンを通りかかるたび「いやあスッキリしたなあ…」と悦に浸ってしまいました。

それで実感したことは、「暮らしは続いていく」ということです。部屋がどれだけ散らかろうが、どんな暮らし方をしていようが等しく暮らしは続きます。人もそれに順応していきます。
でも、やっぱり暮らすなら心地よい方が楽しいんですよね。

改めてそう感じられたことを、この連載の締めくくりとしたいと思います。まだまだ整理整頓の必要なゾーンがある我が家なので、より心地よい暮らしを送れるよう、毎日少しずつ手を加えていくぞ、の気持ちです。

長いようで短かった2ヶ月間、大変楽しく描かせていただきました! 橋本ライドンの暮らしは続いていくので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

橋本ライドン

橋本ライドン

まんがを描くことができる

Reviewed by
北枕 ふか子

ふかこんばんは。北枕ふか子です。

この連載もついに最終回。今回のタイトルはその名も「暮らしの実感」。う~ん!さすが!内容もささやかなのに、なんだかほっこりする、この連載をしめくくる素敵なエピソードでした。

わたしも、定期的に「ああもう!片付けるの面倒!!!」と、あらゆるものを適当な場所に置いておく習性があります。積読はもちろんのこと、やろうとしていたあれこれを山積みにして、床に置いたり、机に置いたり……。部屋中のあらゆるところでわたしの作った謎山ができています。配偶者は片づけをしないタイプなのですが、ごくまれに邪魔な場所(通り道など)にわたしの謎山ができていると、「この山は床が好きなんだねえ」と生体のように言うこともしばしば……(そう言われたときはわたしも急にムキになって「そんなことない!!!この子だって机が好きなはずだよ!!!」と言って速攻で片付けます)。

手柄報告ツアー、我が家もやるので「わかる〜!」とまたもや共感度高めで読んでしまいました。「この山をなくしました」「ここはこんな風に片づけてみたので、これはここにあります」と言って「お~」と拍手されると、なんだか偉大なことをしたような気がして嬉しいです。わたしはご飯を作るときも「これはこうやって作ってみました」と解説するのですが、そのときも「手間かかってるねえ~」「オッこれは隠し味に〇〇が入っているね~」と言ってもらえることがあり、やはり些細なことでも手柄報告は暮らしに欠かせないなと思います。

些細な変化や気づきの中に生活の実感はある。そして、生活は続いていく。
ライドンさんの連載は毎週楽しく、生活をこっそり覗かせていただいているようなワクワクと共感にあふれていました。あまりにも共感しすぎて、わたしのコミュニケーション能力がバグっていたら、「ライドンさん気が合うゥ!どこ住み?今度遊びいくね↑」と言っているところです。これからのライドンさんの生活も、そしてご活躍も!楽しみです!

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