ケーキの定義

第14期(2014年4月-5月)

cake_5
シュークリームは「おやつ」色が強い。
でもそのシュークリームがプチサイズになって
重なり、土台となったサントノーレは
しっかり「ケーキ」感がある。

同じシュークリームだけど
手掴みで食べても良い気楽さと
フォークという 1ステップを介して食べる違いでしょうか。

それとも単にデコレーションの加減かな。
スポンジの有り無しだけでもないし
ケーキの定義って、人によって異なりそうですね。

シュークリームが気楽なのは昔からのようで
向田邦子の「ごはん」というエッセイに

女学校時代 読んだ雑誌に
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「シュー・クレームの頂き方」というのがあって、思わず唾を飲んだら
「淑女は人前でシュー・クレームなど召し上がってはなりません」
とあって、がっかりした
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なんて一説があって 時代だなぁと思いましたが
確かに外出先では手掴みというわけにもいかないし
悩ましいお菓子かもしれません。

食べ方は悩ましいですが
描くには悩みませんでした、シュークリーム。
というか、サントノーレ。

シュー生地の微妙な焼き色や僅かにムラのある膨らみ加減がたまりません。
自然の物や食べ物は、一つの物体の中に
色々な時間の経過を感じさせる要素が詰まっていて
見ていても描いていても飽きません。

最近、味よりも見かけ重視でケーキを買ってしまいます。
デパ地下にはお店ごとにビジュアル系なケーキがあるので
気がつくと沢山の箱を持って帰るはめに。
電車で ぶつかりませんように、崩れませんように…と気にしていると
いつのまにかジョジョ立ちになっているのは、悩みです。