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当番ノート 第20期
7-5 女ってなんでこんなにすぐ泣くんだろう。 僕は泣く女が苦手だ。正直、涙自体にはあんまり何も感じない。自分にとって、泣くっていうのは相当なことだから、最初はやっぱりかなり動揺したんだけれど、だんだん、そういうんじゃないんだなってことが分かってきた。この人たちにとっては、「泣く」って選択肢が手近過ぎ。涙ってもっと特別なもんじゃないのかな? だけど泣かれると、もう一気にこっちが悪いみ…
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当番ノート 第20期
ちゃちゃらちゃらんららっらん♪ ちゃちゃっららっらんらららん♪(泳げたい焼きくん) 毎日毎日、魚々座はワークショップ♪ かぶすの魚でなんかやってるよ♪ そうなんす、そうなんす、なんかやってるんす もしかして観光施設たるものぱきっとイベント仕立ててなきゃ!みたいな方には、何これまじ!?かもしれないですが、ゆるゆるっと毎日なんかしら。。。はい。 そんな流れの中…
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当番ノート 第20期
いよいよ最終回です。 2ヶ月間、毎週1回ブログを書くという決まり事をちゃんと達成できて良かったです。 楽しんくれた人がいたらとても嬉しいです。毎回、独特な言い回しでレビューを描いてくれたイルボンさんにも感謝です。 そーして、最終回になにを書こうか考えに公園へ~ 気がついたら寝てました。良い天気の中で自然の中にいると、とても気持ちがいいですね。 自分に正直に素直に生きること。それが幸せな過ごし方だと…
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当番ノート 第20期
* ぼくは3月末に長年働いてきたデザインの事務所を退職しました。 そのタイミングから描き続けて来たこの漫画は、毎週火曜日を刻んでいくランドマークのようでした。 思えばお話を頂いて執筆する時点で考えていた話は3話くらいでとうに終わってしまっていて。 それからは締め切りまでは、動き出すキャラクターを捉えたり物語の方向を舵取りしたりと毎週がライブのようで、 漫画に限らず、あらゆる創作物が瞬間と永遠を泳ぐ…
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当番ノート 第20期
超一流のアーティストはほとんどみんな、人生の核となる営みについて「お金のためにしてるんじゃない」と口を揃える。大好きな仕事に明け暮れながらもアパートの家賃を払うのに必死だった私は、「ケッ、カッコいいなー、死ぬまでに一度はそんなふうに言ってみたいもんだぜ!」と思っていた。「生業」が経済活動として軌道に乗ったとき初めてそんなふうに言えるようになるのだろうと、そう思っていた。でも今は私自身、「お金のた…
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当番ノート 第20期
7-1 彩がさ、ビルの屋上にいて、あられもない恰好で走ってんの。腰のだいぶ上らへんまでしかない、ペラッペラのいい加減な法被? みたいなの、一応羽織ってるんだけど、全部はだけちゃって胸晒して走ってて。すっごい勢いで、足も裸足で。え? ああ、一応パンツは履いてるよ。でもグルグルぐるっぐる「ア゛ア゛ア゛―!!!」って半狂乱みたいになって走ってて、それを私は、別のもうちょっと高いビルの上から見てるんだけ…
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当番ノート 第20期
エストニアの首都タリンからフィンランド湾を眺める 白夜の海景。 陶製(80cm×35cm×2.5cm) 2016年4月まで、東京医科歯科大学教養部談話室にて展示していただいています。 さて、大切な友人の故郷であり旅の最終地点であるエストニアへ。 地方で行われるインディーズの音楽フェスに参加するため、”前日には必ず入国してね!”と言われていて、 プラハからリトアニア経由でエス…
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当番ノート 第20期
みなさま、こんばんはー。今日は、鮪のお話。 鮪って、遠い遠い世界の果てで水揚されて、でもって、日本に冷凍で運ばれてくる、あるいは、大間とかで一本釣りされて1匹運百万円で競りにかかる。。。みたいな魚かしら〜? えっと、氷見では、初夏を告げる魚です。(タイトルは万葉集に詠われてる鮪ネタ!) この鮪は65kg。氷見浜の定置網にかかりました。 氷見の板さんたるもの、鮪の1匹や2…
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当番ノート 第20期
今まで頑張ってくれた人たちのおかげで私たちはとても便利で暮らしやすい生活ができるようになりました。 昔はこんなに便利もなく、辛い思いをした人もたくさんいます。 今も、地球のどこかの国はそのような状態でしょう。 私たちの住んでいる場所はもう人間が生活するには十分になりました。 寒い時に暖かい場所に簡単にいることができます。暑いと感じた時には涼しくなる方法もあります。 遠くへ行きたい時も、行きたい場所…
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当番ノート 第20期
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当番ノート 第20期
文芸書の編集者だった頃は、書棚に並ぶ紙の書籍のほとんどが現代作家の小説だった時期もある。しかし、かさばるコミックを手始めに少しずつ電子版で買い直し、著名な人気作家の傑作ベストセラーも順番にKindle端末へ吸い込まれていくと、ラインナップがずいぶん様変わりした。今、紙で残った蔵書には「作家でない人」が書いた少部数の本の占める割合がかなり高い。 それで気づいたのだが、私は写真家の書いた文章が好き…
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当番ノート 第20期
さて、スウェーデンの夏至祭から10日が過ぎ そろそろ移動かな、と思っていたところに チェコの友達からメッセージが。 元気?もうすぐ日本に帰るの?ぼくも今、旅行中。プラハの神学校に来てるんだ、会えたらいいね、と。 行くと決めたらすぐに航空券を予約して、滞在先からバスでストックホルム中央駅へ行き、アーランダエクスプレスに乗り換えて飛行場へ。 プラハ郊外の空港までAlešが迎えに来てくれて、約1年ぶりに…
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当番ノート 第20期
6-1 鉄板に、油を流す。全体に行き渡って少し余るくらいの量が望ましい。でもホットプレートだと、どうかな。フライパンとは勝手が違う。羽付きに、出来るかどうか。 油が熱くなるのを待って餃子を並べる。このじゅわあという音が佐竹は好きだ。触れた点からちゅっと焼け、面が油に浸される。ちゅっじゅわあ。ちゅっじゅわあ。の心地よい連続。この「ちゅっ」もいい。出来るだけ隙間なく、最短時間で並べたい。初…
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当番ノート 第20期
冬は寒ぶり、春は鰯、夏は本マグロ、秋はカマス。。。 水揚げ魚種をあげたらキリがない。 で、ときどき鯨もあがっちゃう氷見ですが。。。 そんな、魚処・氷見ではそんなブランド魚っぽいものだけじゃなく、もちろん雑魚も山盛りてんこ盛り。 そんな雑魚でも美味しくありがたく食べる知恵が氷見の中に色々あります。 1つは、カブス汁。(カブス、っていうのは、捕ったばかりの魚の中から、網元さんが漁師さんに対して、漁師さ…
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当番ノート 第20期
栗の木のはなし 私は栗の木でした。 私の目の前には広い平地があってその眺めは抜群です。 首を通る清らかな水と顔にあたる柔らかい風はそのおかげです。 私の左右には、花が咲く名の知らない木、その香りで花歌が止まりませんでした。 私は動く事ができませんが、毎朝私をくすぐる小鳥がやってきます。 小鳥は歌い、私は踊り、毎日のそれが日課です。 私の葉を食べる虫たちは、食欲旺盛でまるで大地の母のような気分を味わ…
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当番ノート 第20期
* 絵を見るとき何かを読み取っているという風に前回書いたのですが、 作品と人との間にはコミュニケーションが生まれています。 その伝達事項の中の一つが既視感です。 物心つく前の子どもが描いたように見える。 ロンドンの壁に描かれたストリートアートに見える。 80年代のヘタウマな日本のイラストレーションに見える。 図鑑の中の精密な図解のように見える。 〜のように見えるという風に、見る側の持っているいずれ…
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当番ノート 第20期
学生からの依頼に応えて、インタビューなどを受ける機会がある。彼らは決まって「お金がないので、ギャラは払えない」と言う。そのくせ、実際には待ち合わせた喫茶店の代金をもとうとしたり、菓子折りを持参してきたりする。だから私は、いつもその場で彼らを怒る羽目になる。 タダ働きをさせることについて申し訳ない気持ちが少しでもあるのなら、本来あるまじきことだと思っているのなら、私にギャラを払ってほしい。こう言…
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当番ノート 第20期
日本から遠く離れた北欧の国スウェーデン。 首都ストックホルムには、父方の親戚が暮らしています。 * むかし長崎の商社で働いていた私の祖父ゆずるが、長崎港に寄港したスウェーデンの海兵グスタフと出会い、 YMCAで英語を学んでいた妹の真理子に英会話の練習をと紹介したのがきっかけで ふたりは日本とスウェーデンで文通をつづけ、翌年またグスタフが長崎を訪れて祖父の家に滞在し、帰国前に真理子にプロポーズ・・・…
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当番ノート 第20期
5-1 間奏。 井尾がいる。それとは別の場所に大熊がいる。そしてまた別の場所に佐竹がいる。今回三人は関係がない。出会っていない。そういうこともある。 佐竹は走っている。ランナーのように淡々と、一定のペースで走っている。 大熊はラジオ体操をしている。しかしその動きは、音楽と合っていない。拍だけはかろうじて合っているものの、まるでデタラメな振りでいい加減に体を動かしている。 井尾は誰かを…
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当番ノート 第20期
みなさま、こんばんはー。 って、すかっとさわやかな青空画像で、こんばんは~ってのもなんですが、今日は、この「テント船」のお話。 この船は、2015年3月に新造船したばかりのピッカピカのnewフェィスですが、昭和40年代までは氷見浜にいっぱいありました(今は現役で漁にでている木造和船はありません)。 海の風、潮の流れはその土地ならではのもの。かつては、その土地、というより、ひとつひとつ…
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当番ノート 第20期
ドイツでは白アスパラが旬の季節になりました。街中に白アスパラが登場し始めると今年も春が来たなぁ〜と感じます。春だけの楽しみ。 ある季節にだけ手に入ったり、その場所でしか手に入らなかったりというのは、いつも便利に存在してくれる事よりも、時として贅沢に感じたりします。 さてさて、今回は我家の仲間たちについてお話しようと思います。 食事をして、ものづくりをして、会話をして、寝る。 朝起きてから寝るまで、…
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当番ノート 第20期
* ぼくはよく筆とペンを使って絵を描きます。 人によっていろんな画材を使っているでしょうが、 マチエールだとかビジュアル的な違い以外にも、その画材の持っている物語があって 絵を見るときは無意識にその物語を読み取っているような気がします。 油絵の具だったら、西洋画が辿って来た格式高い歴史や人々を。 鉛筆だったら、スケッチや日常の中で捉える瞬間とかきづきを。 ペンだったら、仕事の中での書類やサイン、誰…
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当番ノート 第20期
じつは夫のためだけに絵日記を描いている。最初は旅先でナプキンに似顔絵を描く程度だったものを、旅の終わりに日記帳を購入し、帰宅後も日課として描くようになった。この春で結婚3年目、日記はすでに2冊目の半ば。 夫は非常にマメな性格で、毎日毎日、同じ時刻に起床して同じメニューの朝食を摂り、同じリズムで同じ生活を繰り返すことを厭わない。一方の私は何をしても三日坊主で、気の向くままにその日暮らし、何かに没…
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当番ノート 第20期
5月末に大学の授業が終わり、帰国までの2ヶ月はヨーロッパを旅してまわる事に決めてバルセロナ行きの航空券を予約。 ロンドンで個展中だった先輩のTORU ISHIIとDalston Junctionで待ち合わせ、シンガポール料理屋へ。 夜は先輩の紹介で知り合った女の子の家に泊めてもらい、翌早朝、物音を立てない様にひっそりと出発。 バス停のあたりはまだ薄暗くてクラブ帰りの人々で大麻臭い…ファ…
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はてなを浮かべる
はてな、 はてなは今までどこにいたの? はてなは昔、なんだったの? ぼくは、 はてな、 口を離したマグカップの痕だったよ あまり気付く人はいないけど 口が触れて離れたから そこにできたものだよ はてな、 飲み込まれた言葉だったよ 外に出て行くことはできなかったよ でもずっ…
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当番ノート 第20期
4-1 「でもなんか、ありますよねそういう」「え?」「緑子、サン? って知らないけど、そういう女の人って、何も言わないでただジッと見てる、みたいなの、やりそう」「あ、そう?」「うん、想像つくナー」「へーそうなんだ」 と言ってクソ男が、新しいタネの入ったボウルを冷蔵庫から出すのにかこつけて、立ち位置を一歩左に寄せた。肘が、女の二の腕に触れている。女はそのままにしているが、おれには分かる。あ…
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当番ノート 第20期
皆様、こんばんは。今回も魚々座のお話です。 「漁業交流館」って、なに?? ごもっともな質問です。私達にも定義らしきものは、あるようで無い。。。。 漁業にまつわること、つまり、海とか船とか魚とか環境とか道具とか漁村の暮らしとか、そんなあれこれを通して、人と人が文化交流するってことじゃね?くらいに考えています。 でもって、じゃぁ、文化って何?的な話になるんですが、魚々座には…
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当番ノート 第20期
フランスのニースでライブがありました。 フランスでの公演は3回目、ニースは初めてです。 現地の新聞でも紹介して頂きました~ 今回は、ライブの前にワークショップとプレゼンテーションもあって、まる1日 usaginingen day でした。 来てくれたみなさんとオーガナイズしてくれたみなさんに感謝です。 コターコ(映像機TA-COのミニバージョン)を使ってのワークショップ みんな楽しくおしゃべりした…
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当番ノート 第20期
出版業界では口約束で仕事が決まり、書き上げるまで原稿料がわからず、終わってみるまでそれが支払われるかどうかもわからない、という愚痴をよく耳にする。そんないいかげんな依頼人とは働きたくない、と思う人が大半だろう。まったく同感である。 何か物事を動かす際には必ず、どうにも動かせない「予算」がつきもので、その金額はいくら言葉を濁して隠しても、簡単には変わりようがない。どうせ変わらないものなら、先に開…
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当番ノート 第20期
* 絵を描いている時見ている時に、途中の状態、描きかけの絵がすごくいいなって思うことがあります。 逆に完成すると、途中の方が良かったなということも多いです。 なんで描きかけの絵って、あんなにいいんだろう。 ぼくは何となくだけど、それは「ひとけ」なのではと感じています。 技術的な方法論はもちろん至らないことの方が多いですが、 自分が絵というものを選択するにあたって、よく考えることのひとつが 絵とはな…
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当番ノート 第20期
京橋のb.TOKYOでの溝尻奏子展”Beginning of my journey”は昨日4/25を持ちまして無事に終了いたしました。 中にはこのアパートメントの記事を読んで見に来てくださった方もあり、嬉しかったです。 どうもありがとうございました。 さて、今日はイギリスから近く思い立ってすぐにいける芸術の都 パリのはなしを。 ロンドンからパリへは新幹線で約3時間半で移動。…
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当番ノート 第20期
3-1 2003年6月8日 虫のことを周りの人が、ファーマーと呼んでいる。面と向かっては呼ばないで、それでいてそれと知れるようにやる遊びだ。 今日、一人の教師が虫に「あなたは大丈夫か?」と訊いたので、「大丈夫とはどういうことか?」と訊くと、答えなかった。あの教師と話すといつも、一体何を言いたくて話しているのか分からなくて、非常に混乱してしまう。相槌と笑顔に、自分の言葉と存在が塗り込め…
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当番ノート 第20期
4月21日。無事に魚々座がオープンしました。ふぅ〜。 前夜は(いや、正確にはオープン前の夜)午前1時まで設営。 いやはや、ヒミングのバタバタは、何年やっても変わらない。 で、こちらが受付。おねーさんが番台に座っております。 ちっちゃいけど、この木札が目印。 で、これが入場券。大人一般300円なり。 お近くの市外のかた、なんどでも…
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当番ノート 第20期
新作づくりをしています。 今年はどういう作品を作ろうかとふたりで話し合っている流れでエジプトに行くことになりました。 エジプト日記はこちらのブログをご覧ください。 旅から帰って来て、2月からは紆余曲折しながら制作をしています。 心というのは不思議なもので、目に見えない、音も匂いもない、感じることです。 旅の中で、いろんなことを感じ、いろんな種類の感情を経験しました。 この感じること、言葉では説明で…
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当番ノート 第20期
* 個性は、作品を作る人が誰もが考えることだと思います。 これが自分の絵だ、と信じ続けることには物凄いエネルギーが宿っています。 反復され、洗練されて行く表現にはどんどん力が宿っていく。 絵を見たことがある人も増えて、広がりも生まれる。 しかし、物凄いエネルギーが宿っているということは、物凄いエネルギーがかかっていることでもあります。 ほんとうにこれで正しいのだろうか、自分の絵の表現はもっと違うと…
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当番ノート 第20期
数年前のこと。新宿ゴールデン街で親しくなったある男友達が、偶然にも私の幼馴染と出会った話を聞かせてくれた。彼は私の小学生時代がどんなふうだったか尋ね、こう返されたそうだ。「幼い頃から憧れていた職業に就いて、夢を叶えたのはすごいと思う」……ちなみに私が小学生のときなりたかったものは考古学者と宇宙飛行士と灯台守である。遠足の班が一度同じになったかならないか程度のクラスメイトの話なんて本当にアテにならな…
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当番ノート 第20期
今日は 4/20より京橋で始まる個展のおはなしです。 溝尻 奏子 個展 ’Beginning of my journey’ 旅のスケッチと陶板画 2015/4/20→4/25 11:00ー19:00 (最終日17:00まで) 最終日 4/25(土) 15:00よりクロージングパーティ GALLERY b.TOKYO 〒104-0031 東京都中央区京橋 3-5-4 第一吉井ビルB1 TEL&…
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当番ノート 第20期
2-1 緑子と、半年くらいだけ一緒に住んだことがある。ある日、僕んちに緑子が来た。ほとんど身ひとつで来た。 緑子は、虫飼ってるっていうので有名で、ファーマーって呼ばれてた。友達にも誰にも、何となく言わなかった。今も言ってない。緑子との関係はなんか、密室みたいだった。 2-2 「何それ?」 「ん、これはね、ミシン」 と言って緑子が、古びた筐体をコンセントに繋いでペダルを踏むと、ふおんと鈍…
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当番ノート 第20期
食にうるさい人なら、「氷見」が魚の街だ、ってのは、きっとご存知だろう。 でも、なんで、氷見の魚が有名なの?ってのをちゃんと語れる人なそういないかもしれない。 寒ぶりが有名だから?(←じゃ、なんで、寒ぶりが有名になったの?) 魚種が多いから?(←なんで、魚種が多いの?) 魚が新鮮だから?(←なんで、新鮮なの?) そんな質問にサラサラ答えられる「通な人」になれる施設がここ! …
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当番ノート 第20期
こんにちは。木曜日担当のusaginingen(ウサギニンゲン)です。一週間があっという間です。 ここ数日、ベルリンは小春日和です☆ 早くも半袖になったりサンダルを履いたりして、外の陽気を楽しんでいる人もいます。日本人の私は体感温度が違う?のか、まだそんなに軽装はできませんが、、 毎日ポカポカと気持ちが良いです。 さてさて今回は、どのようにして自作の映像機TA-COと楽器SHIBAKIを使っての音…
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当番ノート 第20期
* 最近は描こうと思っていなかったものを描くのがとても楽しい。 例えばシャッターを切るとき、猫とか綺麗な空とか桜とか 自分の目に飛び込んでくるものたちではなくって、 いつからか、ただじっとそこに居て見つけてもらうのを待っているものに出会うまで ひたすら薮をかき分けてみます。 絵を描く時、手癖で描けてしまうものもいくつかあるし 蓄積された技術が上手く行くことは気持ちがよいので つい描いてしまいがちな…
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当番ノート 第20期
さて、「私はなぜ、タダでこの執筆依頼を受けたのか?」という問いについては、すでに結構はっきりした答えが出ている。それは「断れない相手に頼まれたから」。 「アパートメント」を代表して最初にコンタクトを取ってきたのは鈴木悠平くんだった。最初に知り合ったのは津田大介さんの紹介で、昨年ニューヨークを旅行した際は、まだコロンビア大学に通う学生だった彼にあちこち案内してもらった。教わったハンバーガー屋がと…
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当番ノート 第20期
こんにちは、みぞじりかなこです。今晩もスケッチとともに旅のお話を綴ります。 (スケッチの原画は、4/20~25の個展で展示します。詳しくはこの頁の最後に^^) 初回で紹介しましたイギリスのFarnhamでは、大学の敷地内にあるStudent Villageに住んでいました。 三階建ての家で一緒に生活していたのは、フィンランド・ハンガリー・ナイジェリア・中国・マレーシア・リトアニア出身の女の子たち。…
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当番ノート 第20期
1-7 部屋には記憶があると思う。もしくはオーラのようなもの。人がある空間に滞在すれば、必ず痕跡が残る。それは、足跡とか髪の毛とか残り香とかいうような分かりやすい独立した一個の〈物〉的なものというより、無意識の習慣の堆積の中に生じる配置や流れのようなこと。住人の生活仕方が積もって染みて空気を生む。 米が美味しい。と井尾は思った。食べ物が美味しく感じるのはいいこと。嬉しいこと。でももう嬉…
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当番ノート 第20期
こんにちは、アートNPOヒミングです。 今日はもうすぐ開催されるヒミングの春イベント、天馬船桜遊覧のお知らせです。 「はる さくら てんません」 今年も天馬船の時期がやってきました! ゆるりと花見をしながら、伝統木造和船の天馬船の遊覧イベントをおこないます。 桜の木々に囲まれて、ギコギコと櫓漕ぎの情緒ある音を聞きながら、 静かに、ゆっくりとした時間を過ごしませんか? こんな贅沢な時間を過ごす花見は…
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当番ノート 第20期
みなさんこんにちは。日本は桜の季節ですね。 こちらベルリンはまだ暖かくなったり寒くなったりの不安定な毎日ですが、日が長くなってきて、今では夜の20時くらいまで空が明るいです。夏になると23時くらいまで明るいんですよ〜。 さてさて、2回目の今回は私たちusaginingen(ウサギニンゲン)のパフォーマンス活動について紹介します。 私たち夫婦は、自作の映像機TA-COと楽器SHIBAKIを使って音楽…
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当番ノート 第20期
* 絵は自由の海で遊んでいて欲しい。 思春期にアカデミックな絵を描いていた僕がそう思うようになったのは、デザインの勉強を始めてからでした。 デザインに触れていくことで今まで自分が意識してこなかった沢山の絵と出会いました。 色々な絵があって、「うまい」という言葉では網にもかからないくらい 絵は豊かに広がっています。 物心無い頃はもっと無知で、自由に絵を描いていたなあと思い返します。 生きていくにつれ…
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当番ノート 第20期
東京から仙台へ向かう新幹線の中で、アパートメントのための文章を書く。テーマは「インターネット上に、無償で物を書くということ」。あるいは「私はなぜ、タダでこの執筆依頼を受けたのか?」といった自問自答である。 読者の大半はご存じのことと思うが、この「アパートメント」は営利目的のメディアではない。「管理人」は持ち出しで活動を続け、それで何か金銭的に得をしているようには到底見えない。合間に広告が挟まれ…
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当番ノート 第20期
はじめまして、こんにちは 今日からこちらのアパートメントに入居してまいりました みぞじりかなこです。 日ごろからスケッチを描きためて、お気に入りの景色は陶芸の技法をつかって陶板画にして発表しています。 今から2ヶ月間、毎週日曜日は、わたしが今まで訪れた特別な場所のことをスケッチとともに紹介していきます。 第一回目の今日は、個展 ” Neighbourhood ” から おと…
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当番ノート 第20期
1-1 来なければよかった。何か思いもかけないことがあるかもなんて思わないで、いつも通りに日曜日を過ごせばよかった。 知らない部屋で、知らない人と、また別のよく知らない人を待っている。そっと時計に目をやると二時二十分を過ぎていて、待つこと早十五分。これ、まだ続くのかな。もし今日ここに来ないで、小暮のところに行ってたら。 と考えかけて、それはもうないんだったと思った。あの部屋には、もう…
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当番ノート 第20期
富山県氷見市は、能登半島の富山湾側の付け根にある人口5万人くらいの半農半漁の町、海と山の循環が残る自然豊かな土地です。 そして、ヒミングとは、場所の魅力を考えるアートプロジェクト。そのアートプロジェクトを実行する非営利活動法人がアートNPOヒミングです。 「氷見(ヒミ)」の響きを大切に、「ハミング」持つ爽やかさ、調和、和音、リズム、幸、平和を大切に。それをめざして付けられました。また、語尾にING…
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当番ノート 第20期
毎週木曜日の担当になりました、usaginingen(ウサギニンゲン)です。 今回は、初めての投稿なので自己紹介させてもらいます。 私たちusaginingenは、自作の映像機と楽器を使った、映像と音楽のライブパフォーマンスを夫婦でやっています。 住んでいるのはドイツのベルリンです。ベルリン生活は6年目です。 先週まで春陽気だったベルリン。今朝は突然、雪が降って寒いです。それもベルリンらしいです。…